2012年6月28日

さようなら、小美人・伊藤エミさん

ザ・ピーナッツのというより、僕にとっては「小美人」の伊藤エミさんがお亡くなりになりました。71歳だったそうです。

ホクロのある方が姉の伊藤エミさんですが、この画像ではわかりませんね。

小美人とは特撮映画の金字塔、ゴジラシリーズにおいて、唯一、正義を貫いた怪獣・モスラを守護とするインファント島に住む、地球の先住民族である双子の妖精です。小美人は1961年公開の『モスラ』で初めてスクリーンに登場し、双子の姉妹歌手であるザ・ピーナッツのおふたりが演じました。伊藤エミさんはその姉。人気キャラクターとなった小美人は『モスラ対ゴジラ』(1964年)、『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年)と立て続けに登場しました。

お二人の小美人は双子ならではのとても息がピッタリあった、抜群の歌唱力に支えられた音楽的な抑揚のついたセリフまわしが印象的で、大きな華に囲まれた場面に登場するおふたりは可憐という言葉がぴったり。円谷特撮による技術も相まって、まさに「妖精」がスクリーンに登場しました。


その後も小美人は、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1967年)をはじめ、1990年代の「ゴジラVS」シリーズ、「新モスラ」シリーズ、2000年代の「平成ゴジラ」シリーズにも、東宝特撮に欠かせないキャラクターとしてモスラと必ず一緒に登場していますが、ザ・ピーナッツのお二人が演じたのは最初の三作のみとなりました。それでも、小美人=ザ・ピーナッツ以外にはないというインパクトを持った、いわゆるオリジナルキャストでした。

多くの一般の方にとって伊藤エミさんは、「恋のフーガ」をはじめとした数々の名曲を歌った昭和ポップス歌謡の国民的デュオ、ザ・ピーナッツの、そして沢田研二さんと結婚した女性(その後、離婚)として記憶されているだろうと思いますが、やはり僕にとっては、エミさんは永遠の「妖精」なのです。

最後にこの歌を捧げます。

  モスラヤ モスラ
  ドンガン カサックヤン
  インドゥ ムゥ
  ルスト ウィラードア
  ハンバ ハンバムヤン
  ランダ バンウンラダン
  トゥンジュカンラー
  カサックヤーンム

さようなら、伊藤エミさん。やすらかに。


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