2013年12月31日

2013年の展覧会。個人的なベスト10発表します!

特にお正月の用意もせずに、だらだらしてたら、今年ももうわずか。はっ、と気づいたら、今年のまとめってな〜んもしてない。せめて観てきた展覧会の総括ぐらい、と思ってのですが、総括なんて大それた事はできないので、自分の中で気に入った展覧会でも紹介しようかと。幸い「弐代目・青い日記帳」さんにお声がけいただき、ベスト3を出させてもらったので、そのネタをそのまま膨らましちゃいます(^^)

それにしても今年はチバ的には現代美術、メディアアートだけではなく、他の領域にますます進んで行った年でした。特に印象派と近代日本画。この辺りはずうっと避けてきたところだったのに、なぜかその魅力にいまさらながらに気づき、ちょっとハマりつつあります。

さて、ことしのチバが気に入った展覧会。もったいつけてもしかたないし、すでに「弐代目青い日記帳」で公開しているので、ベスト1から。

[1]八谷和彦 個展 OpenSky 3.0 欲しかった飛行機、作ってみた—
会場:3331 Arts Chiyoda 会期:2013年7月13日〜9月16日

メディアアーティストの八谷和彦さんが進めているプロジェクト「OpenSky」。プロジェクト始動以来、10年に渡って取材し続けていますが、2013年はOpenSkyにとっては節目の年だったのではないでしょうか? これまでゴム索発航からいよいよジェットエンジン搭載に移行、3331 Arts Chiyodaで開催された本展ではジェットエンジン搭載機が初公開されました。ジェットエンジンでの飛行に大きな期待を寄せつつ、記念すべき展覧会という事で1位にしました。




[2]カリフォルニア・デザイン 1930-1965 —モダン・リヴィングの起源—
会場:国立新美術館 会期:2013年3月20日〜6月3日

iPhoneに代表される新しい時代のプロダクトを生み出してきたカリフォルニア・デザイン。そのルーツを知る上で、これまでなかったテーマを持った画期的な展覧会でした。今年はスティーブ・ジョブズさんの映画が2本も公開されており、あわせて僕らの世代はアメリカ、とりわけカリフォルニアの文化に大きく影響と恩恵を受けてきたことを再確認できました。また、展覧会の構成、展示方法も斬新でした。




続く3位ですが決められず。同列3位という事で、ご勘弁ください。

[3]オバケとパンツとお星さま こどもが、こどもで、いられる場所
会場:東京現代美術館 会期:2013年6月29日〜9月8日

美術館の暗黙のルールである「走らない」、「さわらない」、「さわがない」から子どもたちを開放する事でアートに触れる機会を繰り出した意義ある展覧会だと思います。子ども向けの展覧会ではありましたが、各作品の遊び心はおとなも十分に楽しめる展覧会でした。僕はアートもエンターテインメントだと思っているので、こうした楽しめる展覧会はもっともっと企画してほしいものだと思います。




[3]特別展「京都」洛中洛外図と障壁画の美
会場:東京国立博物館 平成館 会期:2013年10月8日〜12月1日

もう説明不要だと思いますが、エントランスでの巨大スクリーンでの洛中洛外図、4K映像で体感する竜安寺石庭、そして再現された二条城二の丸御殿と最後まで飽きさせない構成のエンターテインメント感満載の展覧会でした。




以下、5位〜10位+番外です。
[5]LOVE 展:アートにみる愛のかたち シャガールから草間彌生、初音ミクまで
[6]ターナー展
[7]吉岡徳仁 クリスタライズ
[8]竹内栖鳳展ー近代日本画の巨人ー
[9]森村泰昌 レンブラントの部屋、再び
[10]横山大観展 良き師、良き友

[番外]東京国立博物館東洋館リニューアル開館




なんだ、日本画とか言ってた割には、竹内栖鳳も横山大観も下位じゃない。印象派なんかひとつも入ってないじゃん、と思われるかもしれませんが、なにしろいずれも僕自身、そんなにわかっているわけではありませんので、今後、勉強していけばもうちょっと自分でも納得いくようにできるのかな、と思っています。「ラファエロ展」や「ミュシャ展」もとってもいい展覧会でしたが、いま一歩で選外でした。番外ですが、トーハクの東洋館がリニューアルオープンして、もう一年になるとは。僕の上野通いも東洋館がきっかけだったかもしれません。

さあ、来年の目玉はまずは森美術館の「アンディ・ウォーホル展」からですね。来年もたくさんアートに触れていきますよ!

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