2014年6月16日

いわさきちひろと佐藤卓の関係って?



「明治おいしい牛乳」や「ロッテ キシリトールガム」、NHK Eテレの「にほんごであそぼ」などで知られるグラフィック・デザイナーの佐藤卓さん。水戸芸術館をはじめ、卓さんの展覧会には必ず足を運ばせていただいており、何度かインタビューもさせていただいています。水戸芸での展覧会はデザイナーとしては初のもので、1Fのカフェでインタビューさせていただいた際に、水戸に通うのは大変では?と聞いたところ、実は大のサーフィン好きで、水戸芸での打ち合わせのついでに大洗に波乗りに、というエピソードもお聞かせいただきました。その後は21_21 DESIGN SIGHTでの内覧会やさまざまな場所でお目にかかる度にお話をさせていただいています。

そんなわけで、卓さんの事はいろいろと知っているつもりだったのですが、今回、東京・練馬のちひろ美術館・東京で8月6日より開催される『いわさきちひろ × 佐藤卓 = 展』には少なからず驚いています。卓さんといわさきちひろって? 僕もそうでしたが、さっぱり繋がらないと思う方も多いと思います。ただ、これは僕は知っていましたが、卓さんはちひろ美術館のロゴを手がけています。でも、それと展覧会を行うのはちょっと違うよなぁ、と思ったわけです。

ロゴ以外にどこにつながりがあるんだろうと、ちひろ美術館から届いた資料を見て納得。まず、実は卓さんは、ちひろと縁深い練馬区の生まれなのだそうです。卓さんが産まれた昭和30年代と言えば、石神井には武蔵野の面影どころか、武蔵野の自然そのままの景色がまだまだ残っていたはず。つまり、卓さんはちひろが描いていた世界で、こどもとしてそこに存在していたという事になります。卓さんもメッセージに「私のデザインの仕事の中に武蔵野の面影は、とても感じられないと思いますが、実は私の中の深いところには、ちひろが描いた世界が確実に存在しているのです」と語っています。

今回の企画展では4部構成になっており、展示室1「佐藤卓のデザイン採集」では卓さんのデザインの仕事を箱の中に展示するもので、これは見た事がある方も多いかもしれません。ちひろ美術館のシンボルマークも展示されます。今回、このマークを使った新商品が発売されるそうです。展示室2「ちひろの線」では、ちひろの「線」がおもしろいという卓さんが選んだちひろのスケッチや線画が、展示室3「ちひろの描く子どこたち」ではちひろが描いた子どもたちの作品が展示されます。そして、展示室4「ちひろ×佐藤卓の実験室」では卓さんがちひろの絵からインスパイアされた作品などのちひろと佐藤卓のコラボレーションが展開されます。

開催はまだちょっと先ですが、夏休みにぜひ足を運んでいただきたい展覧会になるだろうと思います。

【開催概要】
はじめてみる、ちひろの世界「いわさきちひろ × 佐藤卓 = 展」
会場;ちひろ美術館・東京(上井草)
会期:2014年8月6日(水)〜11月3日(月・祝)
休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館。8/10〜20は無休)
主催:ちひろ美術館
協力:佐藤卓デザイン事務所、㈱ライティング プランナーズ アソシエイツ
入館料:大人800円/高校生以下無料


2014年6月13日

アップルストア表参道店、オープンまでの舞台裏映像を公開!

建設中から “マックの後地にMac” と話題になっていたアップルストア表参道店。青山通りにかなり近い表参道の中腹より上という場所。隣がアニヴェルセル青山、はす向かいに捻りを加えたような独特なシェイプの外観で話題になったヒューゴ・ボスなど、ブランドショップなどの独自性の高い建物が立ち並ぶロケーション。ここにアップルストアが出店するとなれば、中途半端なものができるわけはないと思っていましたが、それは、仮囲いをとってみても、公開前から意気込みを感じさせるものがありました。


5月30日夜。仮囲いでおおわれています。葉でかたどられたアップルマークが印象的

その仮囲いに「Apple Store, Omotesando もうすぐ。」のコピーが

まだこの時点でどんな建物かはわかりませんが、建物はスケールは推測できます

仮囲いは唐突に取り払われました。てっきり公開直前に覆いを取り外すものと思っていたのですが、出し抜けにその美しい外観をあらわにしました。

街路樹のけやきとガラスで被われた建物のコンビネーションには、けやき並木が美しい仙台の青葉通りに立つ、せんだいメディアテークの佇まいを連想させます。また、3面をガラスウォールで構成され、天井に蓋をしたような構造を正面からみた外観は落ち着きと優美さが感じられ、首相官邸のそれを思い起こします。

けやきがある事で、夏、店内で木洩れ陽を感じたり、秋、落ち葉が前の歩道を被ったり、日本の四季を感じさせる素敵な場所になりそう。これからは表参道の待ち合わせは交差点の交番前じゃなく、アップルストア表参道になりそうですね。


6月10日。グランドオープン3日前に仮囲いが取り払われました!

これまでのメタルパネルを多用したファサードとは異なり、
3面がガラスカーテンウォールのシンプルでクリアな外観に

そして、12日、雨の中、プレス向けの内覧会が行われました。シニア・マーケットディレクターのDenny Tuzaさんは「表参道という(世界的な建築が立ち並ぶ)場所からインスピレーションを得て店づくりをしました」と熱く語っており、思い入れ深くつくられた事がひしひしと伝わってきました。


6月12日。プレスプレビューではじめて内観が公開されました

その思い入れの表れのひとつとして、貴重な映像が公開されました。オープンに向けて準備をすすめる舞台裏を追ったもので、こうした映像が公開されるのは前例のないことではないでしょうか? まさにユーザだけなく、アップル社内、スタッフにとっても待ちに待ったオープンがあと数時間後に迫っています。CEOのティム・クック氏も「いよいよこの日がやってきました」と日本語を交えてツイートし、表参道店のオープンを待ち望んでいるようです。










2014年6月12日

13日グランドオープン! アップルストア表参道店プレスプレビュー

いよいよ明日、グランドオープンです。©Chiba Hidetoshi

ひとまず写真のみ掲載します!

雨の中、プレス向けの内覧会が行われました。©Chiba Hidetoshi
とにかく明るい。これで晴れた日とかどうなるんでしょ? ©Chiba Hidetoshi
外からでもひときわ目立つアップルマーク ©Chiba Hidetoshi
けやきにリンゴの実が生りました。 ©Chiba Hidetoshi
扉のむこうに螺旋階段のスロープが。 ©Chiba Hidetoshi
世界中で新設されるアップルストアには、シンボルのように螺旋階段がセンターを貫いています。
©Chiba Hidetoshi
熱心に螺旋階段を激写する林信行さん(笑) ©Chiba Hidetoshi
美しい曲線を描く螺旋階段。©Chiba Hidetoshi
螺旋階段は一段がガラス四層でできているようです。©Chiba Hidetoshi
こんなに美しい階段の裏側ってあるでしょうか? ©Chiba Hidetoshi
地下にはジーニアスバーやプロラボの講習を受ける事ができるカウンターが。©Chiba Hidetoshi
壁面は、整然と、というよりはアートのようにアクセサリーがディスプレイされています。
 ©Chiba Hidetoshi
オープンを記念して先着5,000名に配布されるオリジナルTシャツ。©Chiba Hidetoshi

2014年6月8日

いまこそ「ゴジラ」! 60周年記念デジタルリマスター版が公開

6月7日から公開がはじまった『ゴジラ(60周年記念デジタルリマスター版)』を見てきました。6歳の時に父が看板描きの仕事をしていた近所の映画館で見てから、ビデオやDVDでは何度も見ましたが、スクリーンでは20年ほど前に横浜が最後だったかと。


鮮明な映像、クリアなサウンドで蘇った本作は必見です。いまひとつ迫力に欠ける場面があったゴジラがさらに迫力を増し、いままでボヤけてはっきりわからなかったゴジラに蹂躙される東京の夜の街が、鮮明に描き出されています。サウンドも、これまでセリフにノイズがかぶって聞き取りにくかったものがクリアになり、重低音の多い作品だけにひどく歪んでしまう事があった不快感が消えました。「ゴジラ」本来の魅力が60年を経て、新たに示されたと言えます。

そして、それ以上に再認識せざるを得なかったのが、そのストーリーです。

子どもの頃はただゴジラが怖くて、強さに圧倒されるばかりで、ゴジラの最後を異様に興奮して見た事を鮮明に記憶しています。それがおとなになって見返せば、芹沢の平和を望む科学者としての苦悩、そして恵美子への思慕、尾形と芹沢の間で揺れる恵美子、動物を愛するばかりに妄言に走ってしまう山根。平和を願う人々の思いに触れた時、あらためて作品の素晴らしさに感動してしまいました。

「ゴジラ」が世界に認められたのは、やはりモンスター映画だからではありません。映画として “名作” だからなのです。リブートされた『GODZILLA』を見る前に、いま一度、『ゴジラ』を見ることをすべての人に強くお勧めします。

なお、『ゴジラ(60周年記念デジタルリマスター版)』の劇場公開は二週間限定で、6月20日(金)には終了してしまいますが、劇場に足を運べない方に朗報です。7月はNHK-BSでさまざまなゴジラ特集が組まれ、ゴジラシリーズから9作品が放送されます。その中で『ゴジラ(60周年記念デジタルリマスター版)』も放送されます。詳細は以下でご確認ください。

[特別番組]
7月5日(土)20:00〜
ザ・プレミアム「ゴジラの大逆襲 〜お前は何者なのか?〜」

7月6日(日)23:00〜
「ゴジラ VS 伊福部昭 〜音で怪獣を描いた男〜」

[プレミアムシネマ]
7月8日(火)21:00〜22:41
 「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」(1954)

7月15日(火)21:00〜22:47
「ゴジラ」(1984)

7月21日(火)13:00〜14:32
「モスラ対ゴジラ」(1964)

7月22日(火)13:00〜14:36
「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)

7月22日(火)21:00〜22:46
「ゴジラVSデストロイア」(1995)

7月23日(火)13:00〜14:37
「怪獣大戦争」(1965)

7月24日(火)21:00〜14:51
「ゴジラVSメカゴジラ」(1993)

7月25日(火)13:00〜14:48
 「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001)

7月29日(火)21:00〜22:30
「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)

2014年6月2日

「ゴジラ」は反戦反核映画? BBCの取材にコメントしました

いよいよ米国をはじめ海外各地で、新作の「GODZILLA ゴジラ」の公開がスタートしました。

『GODZILLA ゴジラ』の日本公開は7月25日





怪獣ファン、特撮ファンはもちろん、多くの映画ファンも公開を心待ちにしているだろうと思いますが、ご存知のように本家本元の日本での公開は今夏7月までお預けです。これは、日本で公開されれば、多かれ少なかれ、いい評価も悪い評価も、ともに出てしまうでしょうし、それらの評価は確実に作品の評判に影響し、ひいては興行成績にも影響するのは必至。日本での評価が先に出てしまう前に、海外での評価を固め、興行成績に結果を出した後で日本で公開しようという事なのだろうと推測できます。

「ゴジラ」ならびに怪獣映画に対する日本人の意見は想像している以上に海外から重視されているようです。「ゴジラ:日本人はなぜ怪獣映画を愛するのか?」をテーマとしたBBCの記事で、日本人がゴジラならびに怪獣を愛する理由をたずねられ、数度のメールでのやり取りから、さまざまな疑問にお答えしました。

残念ながら僕は英語が堪能とまでいきませんので、僕の回答の微妙な部分をどこまで英語で表現しているのかは確認できていませんが、かなり丁寧に僕の意見を取り入れ、記事に反映したことは間違いないようです。微妙なニュアンスについて、もし齟齬がある事がわかったら、ブログで修正していければと思います。

BBCの記者の方とやり取りをしていて違和感を感じたのは、「ゴジラ」(1954)=反戦反核映画、という前提のもとで話を進めようとしている点でした。

たしかに、ゴジラは水爆実験で目覚めた怪獣だし、オキシジェンデストロイヤーが第三の兵器となって人類に再び戦火を引き起こさないようにゴジラとともに海の藻くずとなった芹沢博士。ゴジラの進撃ルートが東京大空襲でのB29の爆撃ルートをなぞらえているとか、ゴジラに蹂躙された東京の街と人々の姿を広島、長崎を取材して描いているなど、反戦反核を思わせる部分は多くみられます。





ですが、僕にはどうしてもそれがすべてとは思えません。敗戦から立ち直りつつあり、これから日本を本格的に復興させよう、という国民全体の士気があがってきていた当時の社会の雰囲気の中で、本多猪四郎監督や円谷英二特技監督、田中友幸プロデューサーら製作陣には、メッセージ性よりも先に、世界が驚く映画を作ってやろう、という意気があったのではないかと思います。

第二作となった「ゴジラの逆襲」(1955)ではゴジラがアンギラスと大阪城で対決する、その後の怪獣映画の原型となる怪獣バトルがスタートします。「ゴジラ」(1954)以降、シリーズ化していく怪獣映画の中で、リメイクされた「ゴジラ」(「ゴジラ」1984、「ゴジラ2000ミレニアム」1999)では核が取り上げられ、「ゴジラ対へドラ」(1971)のように環境問題などさまざまな社会的なテーマが盛り込まれた作品が制作される事はあっても、ストーリーの中心はあくまでVS怪獣、VS宇宙人、VS自衛隊であり、エンターテインメントに徹してきたのがゴジラシリーズだと思うのです。ゴジラシリーズについては「ゴジラ 東宝公式サイト」に詳しいのでぜひそちらをご覧下さい。








そうは言っても、原爆(広島、長崎)、水爆(第五福竜丸)、原発事故(福島)を経験した僕たち日本人にとって、ゴジラが持つ反戦反核という普遍的なテーマに真摯に向き合い、世界に向けてメッセージしていくのは、ゴジラを生み出した日本人として果たさなければならない責務だと思うのです。

ちなみに僕はまだ本作品は観ておりません。7月25日まで国外に旅行する予定もありませんしね。そういうわけで、どこかで試写会にでもいかない限り、公開当日、IMAX 3Dで見ることに決めています。このブログの続きは、公開後、作品を観てからにしたいと思います。


    

2014年6月1日

帰ってきた人造人間、『キカイダー REBOOT』を見逃すな!

スイッチオン! ワン、ツー、スリー!

仮面ライダーやスーパー戦隊の陰に隠れて、なかなか日の目を見なかった傑作「人造人間キカイダー」をリメイクした『キカイダー REBOOT』が劇場公開されています。特撮ドラマとしてNET(現在のテレビ朝日)系列で放送されていたのが1972年ですから、実に40年以上ぶりの復活です。

『キカイダー REBOOT』は絶賛公開中
キカイダーと宿敵ハカイダーとのロングバトルは必見

ご存じない方に簡単に説明しますと、キカイダーのジローは光明寺博士が生み出した人造人間(アンドロイド)。「良心回路」を持つことで、相手を殺せないという弱さを持ち、機械なのに、善と悪の狭間で葛藤し苦悩しつつ、プロフェッサー・ギル率いる悪の組織から光明寺博士の遺児ミツ子とマサルの姉弟を守るという使命のために戦います。正義と悪、なにが正しいのか、単純な勧善懲悪に終わらないテーマを持っており、ロボットの存在がリアルに感じられつつある現在において、普遍的でありながら、とても現在的な作品と言えます。

本作の「キカイダー REBOOT」は、リメイク作にありがちなコンセプトの迷走は見られず、良心回路の存在、善と悪の狭間での葛藤、自分が機械である事の苦悩など、単なるヒーローものに終わらない、原作が大事にしていたコンセプトに忠実に描かれていて好感が持てます。こうしたテーマを持つだけに、特撮ヒーローものでありながらドラマ部分を大事にしており、ジローとミツ子、マサルの心のふれあい、プロフェッサー・ギルの歪んだ野望、そして影の存在の巨悪など、本作のみでは収まらない、今後の展開を大いに期待させるストーリーとなっています。

また、近年のヒーローものに多い、味方も敵も多過ぎてなにがなんだかわからないというものではなく、キカイダーを阻む存在に、大型戦闘ロボット(形状や最初に戦う相手である事を考えれば、やはりグレイサイキングか?)、女性型アンドロイドのマリ、そしてキカイダーの仇敵ハカイダー、これだけ。それだけに、キカイダーと敵のバトルは濃密で、とりわけハカイダーとのバトルシーンは特撮史上まれみる長さではないでしょうか? また、変身体では最後まで登場しなかった人間体のままのマリの華麗なバトルスタイルは特撮ヒロインものの可能性すら感じさせました。そして、なんといってもプロフェッサー・ギルを演じる鶴見辰吾さん。「仮面ライダーフォーゼ」での悪玉ぶりが印象的だっただけに本作でのハマリぶりは必見です。


まさに兄弟関係にあるアンドロイド、ジロー(入江甚儀)とマリ(高橋メアリージュン)の決着は?

光明寺ミツ子(佐津川愛美)とジロー。人とキカイに愛は芽生える?

「良心回路」の発想した心理学者を1972年に人造人間キカイダーを演じた伴大介さんが熱演!

大作に押されてか、メディアではあまり注目されていないようですが、確実に劇場に足を運んでいる層はいるようです。前述のとおり、往年のファンも納得する部分も多く、某◯ッ◯ャマンの出来に比べれば、上々の仕上がりと言えるようです。やっぱり大事なのは、コンセプトやマインドという事なんでしょうね。



以下ネタバレを含みます。

いくつか残念だったのは、キカイダーとハカイダーのバイクアクション。特にキカイダーの大きな特徴と言えるサイドカーが登場しなかったので、ぜひ次回作では実現して欲しいです。またマリとは決着がついていませんが、ぜひマリの変身体でのバトルを見せて欲しいです。

それとこれは大事な部分なのですが、コンセプトに忠実に、と書きましたが、「良心回路」を邪魔なもののように扱っている点については、ちょっと違うな〜という感じがしました。「良心回路」があるからこそのキカイダーだという点を次回作では見直して描いて欲しいなと思います。また、ジローやミツ子を助けるネットジャーナリスト(原田龍二)の存在は悪くないのですが、彼の存在を通じてネットやスマートフォンを悪く描いているのは、どうにもしっくりこないなと感じました。

ハカイダーはバイクで登場します。ハカイダーが誰なのかは劇場で!

【作品情報】

『キカイダー REBOOT』

入江甚儀 
佐津川愛美 高橋メアリージュン 
原田龍二 中村育二・伴大介・山中聡 長嶋一茂
本田博太郎 石橋蓮司 
鶴見辰吾

原作/石ノ森章太郎 監督/下山天 脚本/下山健人
音楽/吉川清之 アクション監督/田渕景也(Gocoo)
VFXスーパーバイザー/美濃一彦(ツークン研究所)

©石森プロ・東映 ©2014「キカイダー」製作委員会