2020年6月25日

台風災害から復旧。美術館への足、箱根登山電車が7月23日に営業運転再開!

箱根登山電車2000形
愛称は姉妹提携しているスイスのレーティッシュ鉄道の
サン・モリッツ駅にちなんだサン・モリッツ号


ポーラ美術館や箱根彫刻の森美術館、岡田美術館といった人気の美術館が多い日本を代表するリゾート・箱根。営業自粛が解除されても、まだまだ県を跨いでの移動が難しい状況です。活気を取り戻してほしい箱根ですが、本当に息を吹き返すには、重要な足の復活が不可欠でした。

その重要な足である『箱根登山電車』は、昨年の台風被害で全線運休となり、今秋の運転再開を目指して復旧作業をすすめていましたが、作業が大幅に進捗し、7月23日(木・祝)の始発から営業運転再開が決まりました。

2020年6月22日

開催危機を乗り越え「ヨコハマトリエンナーレ2020」開催へ:「ヨコハマトリエンナーレ2020」オンライン記者会見より

COVID-19の影響で開催中止となった「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」や開催延期を決めた「さいたま国際芸術祭」「いちはらアートミックス」などの芸術祭が多い中、同様に開催が危ぶまれていた『ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」』が2週間延期して、2020年7月17日(金)〜10月11日(日)を会期として、横浜美術館およびプロット48を会場に開催されます。

同祭の詳細について、6月22日(月)にZOOMでのオンライン記者会見が行われ、同時にYouTubeで公開されました。

【ライブ配信】「ヨコハマトリエンナーレ2020」オンライン記者会見





2020年6月21日

週末は鴻池朋子をハシゴ!:『鴻池朋子 ちゅうがえり』アーティゾン美術館/『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』国立新美術館

《皮トンビ》瀬戸内国際芸術祭2019 展示風景
『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり』より
《刀剣✕鴻池朋子》の展示風景
『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』より

緊急事態宣言の解除後、次々に美術館が再開し、延期や休止になっていた企画展も展示再開していますが、今週は開幕が延期となっていたアーティゾン美術館での『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり』が23日(火)に、国立新美術館での『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』が24日(水)に、それぞれ開幕となります。

このいずれにも出展しているのが現代美術家の鴻池朋子さん。

H&deMの仕事は銀座の街並みに変化をもたらす?:ユニクロトーキョー

COVID-19感染拡大防止による入場制限もあってか、
大行列だったオープン2日目のユニクロトーキョー

銀座にオープンした「ユニクロトーキョー」に行ってきました。ていうか、内覧会の案内がなかったのは残念。H&deMの仕事全体をじっくり拝見したかったけど、入場制限で死ぬほど行列していたので今日のところは外観のみ。

2020年6月11日

「ありそうでなかった」遊べる楽しい美術館が立川駅北口の新街区GREEN SPRINGSにオープン:PLAY! MUSEUM / PARK

PLAY! MUSEUMのオープニング企画展『tupera tuperaのかおてん.』より
自分でパーツを選んで好きな顔を作る参加型作品〈床田愉男(ゆかだゆかお)

2020年6月10日(水)、まったく新しいコンセプトの複合文化施設『PLAY!』が東京・立川に開館しました。PLAY!は美術館「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」と子どものための屋内広場「PLAY! PARK(プレイパーク)」の2つの施設から構成されていて、おとなもこどもも、家族や友人同士で気軽にアートに触れ、楽しく過ごすことができる施設です。


立川駅北口の新街区「GREEN SPRINGS」にオープンした『PLAY!』

2020年6月4日

「チームラボボーダレス」6月8日に再開! 夏限定の「呼応するランプの森 – ワンストローク、 紫陽花」が登場

《呼応するランプの森 – ワンストローク、 紫陽花》


東京でもっとも人気のあるミュージアムとして、海外の方が東京に行ったらぜひ行きたい場所に挙げられる『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』が6月8日(月)から日時指定予約制にて再開します。

2020年6月3日

アート潜む森でウォーキング?:神宮の杜野外彫刻展「天空海闊」

巨木過ぎて距離感がつかめません。こんな森がどこにあるかと言うと。

森の中になにか見えませんか?

青々とした新緑の豊かな森。この森、実は人が作り出した “百年の森” と言われる明治神宮の森です。そうです。これ、東京のど真ん中。代々木と原宿の間に横たわる森なんです。ところで、2枚目の写真の森の中になにか見えませんか? 次の3枚の中にもなにかあると思うのですが。

2020年6月2日

展覧会の展示再開・会期変更について:首都圏の美術館・博物館・ギャラリー

『東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA』
PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷)
会期:2020年6月12日(金)〜2020年6月29日(月)


今回、COVID-19感染拡大防止にともない、美術館、博物館は政府・自治体の要請により最大2ヶ月におよぶ休館を余儀なくされました。

5月中旬〜下旬から先行して自粛解除となった地域の美術館・博物館の運営が再開されてきましたが、自粛解除の対象が全国となったこともあり、6月に入って東京をはじめ首都圏各地の館において運営再開が続いています。現時点ですべての館から再開の発表があったわけではありませんが、都心を含めた、ほとんどの主要な美術館・博物館より、6月下旬までの運営再開がアナウンスされています。

現時点で展示再開、会期変更など、運営再開の案内があった首都圏の美術館・博物館・ギャラリーの企画展・特別展などの展覧会についてお知らせします。なお、特に【 】の但し書きのないものは本来の展示予定となります。

2020年6月1日

偉大なる「包む」アーティスト、クリスト逝く

「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1084-91」
(2016年/水戸芸術館)のレセプションでのクリストさん
「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1084-91」
(2016年/水戸芸術館)より

偉大なる「包む」アーティスト、クリストが2020年5月31日にニューヨークの自宅で逝去しました。84歳でした。これまで、さまざまなアーティストに出会ってきましたが、僕が本当の意味で現代美術に出会ったと言えるのが、30年前のクリストとの出会いでした。