2025年1月1日

お正月、どんな映画観よう①『ディープインパクト』(1998年公開)

あけましておめでとうございます。元旦ぐらいなにもしないで、新年最初にどんな映画見ようかなぁと思っていました。

録画予約してあった中に1998年公開の『ディープインパクト』(BS12でオンエア)がありました。同時期に「アルマゲドン」が公開されており、どちらも地球との天体衝突という「妖星ゴラス」から「流転地球」へとつながるSFパニック映画の王道テーマの作品。

しかしながら、これら2作はまったく性質が異なります。突貫工事で小惑星撃破に挑む職人たちを描くエンヤコラな「アルマゲドン」。

これに対して、彗星の発見者の高校生、政府の隠蔽を追うアンカーウーマン、彗星衝突に挑む宇宙船メサイアの乗組員たち。彼らとその家族との群像劇となった「ディープインパクト」。

まったく個人的な感想ですが、「ディープインパクト」はもう10回ぐらいは見た記憶があるほど好きな作品です。SFパニック映画としては珍しいお涙頂戴のヒューマンドラマですが、何度見ても涙腺崩壊してしまう名作です。

天体衝突は天文学的(まさに天文学)数字で可能性が低いことはわかっていますが、最後のその時、自分はどの人とともにいて、何をどう行動するのかを考えてしまうのです。それほどこの作品にはリアリティがあり、人生とは何かを考えさせるものをもっているのです。

※要注意:ここからネタバレあり。

特に彗星発見者ということでシェルター避難者に選ばれた高校生リオ・ビーダーマンは残してきてしまった彼女とその家族のために引き返し、未来へ向かって山を駆け上がります。


政府関係者の不倫疑惑の隠蔽を追う中で、彗星衝突の事実を知ってしまうアンカーウーマンのジェニー・ラーナーは、シングルマザーの同僚に自分のシェルターへの席を譲り、5歳の時に家族ととも訪れたビーチで、疎遠だった父とともに最後の時を迎えます。

彗星爆破の任務をまっとうできなかった米ロ合作の宇宙船メサイアの乗組員たちは、最後の望みをかけ、彗星の切れ目の中にメサイアを進め、核爆弾により大きい方の彗星の壊滅に挑みます。そうして後ろ部分は消滅。彼らの献身により、地球は最悪の事態をまぬがれます。

決死の作戦を決めた乗組員たちと地球に残してきた家族とのやりとりで、完全に涙腺暴発。特に太陽光で失明してしまった船長のオーレン・モナッシュの見えていない状態で、任務中に生まれた子どもとのやりとりは涙なくして見られません。

ぜひこの機会にご覧になってください。『ディープインパクト』はNetflixなどで配信されています。

https://www.netflix.com/jp/title/11819345?source=35@

2024年6月12日

今秋開催の『モネ 睡蓮のとき』。モネ晩年の睡蓮が勢揃い。アンバサダーは石田ゆり子さん



本日、今秋10月5日(土)より国立西洋美術館で開催される『モネ 睡蓮のとき』の記者発表会が日テレホールで行われました

本展はマルモッタン・モネ美術館より日本初公開となる作品も含めた重要作品50点が出展されるなど、国立西洋美術館をはじめ、国内外の美術館が所蔵する作品を展示する、大規模な回顧展です。

2024年6月5日

瀬戸内・直島に新たな美術館『直島新美術館』が2025年春にオープン


#福武財団 は2025年春に #直島 に新たに開館する、 #安藤忠雄 設計による10番目の美術館の正式名称を #直島新美術館 と発表


2024年5月31日

アンブレラスカイにニョロニョロが出現!メッツァではザリガニまつり(ホントは夏至祭)を開催中!



ムーミンのお話に出てくるキャラクターでもっとも不可思議(まぁ、どのキャラクターも謎だらけなんですが)でユニークなキャラクターのニョロニョロがムーミンバレーパークで開催中の「アンブレラスカイ」に出現しました

2024年5月25日

プラモデルの聖地⁉ タミヤが『TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO』を新橋にオープン




新虎通りに5月24日にリニューアルオープンした『TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO』の内覧会におじゃましてきました。

ミリタリーからカースポーツとさまざまな分野のプラモデルからミニ四駆とこの分野を牽引してきた #タミヤ ですが、カフェが併設されたこんな施設ができるとは。

2024年4月22日

ムーミンバレーパークはオープンして5周年。アンブレラスカイでより幻想的な世界に



飯能・宮沢湖畔にオープンして5周年を迎えたムーミンバレーパークでは、『ムーミン谷とアンブレラ』を開催中

2024年3月19日

ハリウッド的中国SF大河:『流転の地球 太陽系脱出計画』

とんでもないSF映画を試写で見た! 3月20日公開の『流転の地球 太陽系脱出計画』だ。



Netflixで「三体」の公開が話題になっているアジア人初のヒューゴ賞受賞者・劉慈欣(リウ・ツーシン)の短編「流転地球」を壮大な超弩級の SF大河に仕立てた。本作は2019年に中国で公開され、中国映画史上初のSFブロックバスター映画となった「流転の地球」の前日譚にあたる


2024年3月2日

旧岩崎邸庭園で再び!『江戸東京リシンク展2024』を開催


江戸東京の伝統の匠の技と現代美術を融合し、世界に発信している「江戸東京きらりプロジェクト」。この取り組みの成果を披露する『江戸東京リシンク展2024』を国の重要文化財である旧岩崎邸庭園において、2024年3月10日まで開催中だ。

今回も展覧会ディレクターに現代美術家の舘鼻則孝さんを迎え、東京都の伝統産業事業者をコラボレーターとして、舘鼻さんとの刺激的な作品が展示されている。

2024年1月14日

考察:「銀河鉄道の夜」は「千と千尋の神隠し」にどう影響したのか?


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割と最初に観た時から、ぼんやりとは思っていたんですが、やっぱり『千と千尋の神隠し』は宮崎駿なりの『銀河鉄道の夜』なんだな、と。

先日たまたまアニメ映画『銀河鉄道の夜』(杉井ギサブロー監督・1985年)の円盤を手にしたので、何も考えずに見て、いつものように大変感動して観終えました。やはりこれ以外ない。あらためて名作だな、と。