2021年11月30日

“モーゼスおばあさん” が描く幸せの風景 『生誕160年記念 グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生』世田谷美術館で開催中

 《サンタクロース Ⅰ》1960年(99歳)油彩/合板


休日、世田谷美術館でグランマ・モーゼスに触れて、砧公園を散歩、なんていかがですか?


展覧会のキービジュアルは《シュガリング・オフ》


個人的なイメージとしては、モーゼスといえば田舎の暮らしと自然の風景。絵から伝わってくる温かさは他にはないものがあり、人の心を捉えて離さない魅力があります。

生誕160年を機に特別に企画された本展では4章構成で、最初期から100歳までの作品、愛用品や関連資料まで、日本初来日を含む約130点を展示しています。

2021年11月20日

美術館に海が出現! 東京都現代美術館の巨大吹き抜け空間が「海」に




『ユージーン・スタジオ 新しい海』展が、2021年11月20日(土)より東京都現代美術館において開幕しました。





ユージーンスタジオ(EUGENE STUDIO)は寒川裕人によるアーティストスタジオ。国内での資生堂ギャラリーや金沢21世紀美術館での展示をはじめ、SF小説家や能とのコラボ、映像作品の数々の受賞など、国際的な注目が集まっているアーティストです。

2021年11月18日

ヘドラって知ってますか? 『ヘドラ50周年展』が渋谷PARCOで開催



ヘドラを知ってますか?
このところの世界的なゴジラブームで知っている方も多いでしょう。

そのヘドラが登場して今年で50年!
これを記念して、渋谷PARCOのGALLERY Xで『ヘドラ50周年展』を開催中です。会期は11月23日まで。

最初にヘドラが登場した『ゴジラ対ヘドラ』(監督:坂野義光/1971年)は公害(いまなら環境破壊)をテーマに、場面転換にアニメーションを使うなど独特な映像や演出、サイケデリックなファッションや音楽が特徴の異色作でした。


2021年11月8日

ジム・ジャームッシュ✕尾崎世界観+松井大悟= 『ちょっと思い出しただけ』(第34回東京国際映画祭 コンペティション部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「コンペティション部門」出品作品の『ちょっと思い出しただけ』をシネスイッチ銀座で見てきた。主演は池松壮亮、伊藤沙莉。監督は松井大悟。


池松壮亮が演じる照生は怪我が元で夢を諦めた元ダンサーの劇団の照明スタッフ、伊藤沙莉が演じる葉はタクシードライバー



2021年11月6日

ホモとBL好き、ラブコメにはなりえないマイノリティの現実 『彼女が好きなものは』(第34回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now 部門」出品作品の『彼女が好きなものは』を角川シネマ有楽町で見てきました。


純(神尾楓珠)と紗枝(山田杏奈)。ごく普通のふたりの高校生のラブ・ストーリーなのかと思ったのですが



2021年11月2日

弱さ、脆さを抱えつつも、前を向く姿勢に共感。『よだかの片想い』(第34回東京国際映画祭 アジアの未来部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「アジアの未来部門」出品作品の『よだかの片想い』を角川シネマ有楽町で見てきた。


主演は松井玲奈。監督は第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品されたオムニバス映画「21世紀の女の子」のうち一篇「ミューズ」を監督した安川有果。原作は「ナラタージュ」や「ファーストラブ」で知られる島本理生