Saitama Countryside 〜さいたまの田圃景色

平日でも休日でも、都内に出かける予定のない場合は、ご近所に出かけて、みかけた景色を撮影しています。中途半端な郊外ですが、ちょっと住宅地から離れると日本の田舎の風景が見られて、驚かされたり、癒されたりとなかなか楽しいのです。そこでせっかくなので、「Saitama Countryside〜さいたまの田圃景色」としてまとめることにしました。いずれそのうち、見沼田圃探検なんかもしてみたいと思ってます。

僕は埼玉県の北の外れ、鷲宮という町に住んでいます。鷲宮は大和の時代に創建されたという神社がある古くからある町です。いまや、“らきすた” のと言えば、知っている人なら知ってるレベルではなく、アニメ好きだけでなく、ちょっと町おこしや地域活性化に興味のある方なら、ご存知かと思います。いまは平成の大合併に乗り遅れ気味に一市三町で合併し、久喜市の一部になっています。

鷲宮から栗橋へとつづく田圃


鷲宮は、埼玉とはいっても茨城や栃木に隣り合わせで、利根川まであとわずか、という場所にあります。それでも最近の郊外住宅地の倣いどおり、最寄りのJR駅のまわりは整備された駅広場があって、大型のスーパーやモダンな住宅が並ぶ、都会と見間違うほどの街並みがあります。自転車で数分の場所にはショッピングモールまであります。

ところが、そうした北にむかってちょっと自転車で走ると、養鶏場があったり、蔵のある古い農家があって、この数十メールはある大きな木が見えると、そこからは景色が一変します。


小さな橋をわたると急に視界が開け、こんなおだやかな景色が広がります。
この小川は田圃に水を供給するただの農業用水に見えますが、
下流に行くに従ってだんだん川幅が広くなり、最後は東京湾に注ぐ中川になるのです。

説特に梅雨に近い時期になると田んぼに水が満ちて、まるで大きな湖のように変わります。
見渡す限りの田園を目の当たりにすると、この国が稲作の盛んな島だったことを思い起こさせます。
埼玉はよく海なし県、などと言われます、こんなに水をたたえたみずみずしいところでもあるのです。

田圃を自転車でどんどん行くと、ほどなく隣町との境にある県道に出ます。
その県道が鉄道をまたぐ陸橋にあがると電車が水面を走るかのような景色が見えます。
まるで「千と千尋の神隠し」のワンシーンのようでした。
こんなに近くで日本の原風景との出会いを独り占めできる、そんな小さな幸せに浸ることができるのです。


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