2021年12月6日

グラフィックデザインの可能性を新発見! 『MONDO 映画ポスターアートの最前線』国立映画アーカイブで開催





『MONDO 映画ポスターアートの最前線』が京橋の国立映画アーカイブで12月7日より開催されます。

MONDOはテキサス州オースティンの映画館アラモ・ドラフトハウスのTシャツ屋でしたが、オリジナリティ溢れるセンスで描かれた映画ポスターが話題となり、いまや世界で大人気となっているデザインプロダクションです。

いわゆる地方都市の小さな映画館だったアラモ・ドラフトハウスは特集上映などこだわりの興行を行ってきた映画館で、これらの映画ポスターはアラモ・ドラフトハウスのために、MONDOがデレクションし、才能あるクリエイターたちにとともに作り上げたオリジナルのもので、映画の権利関係をクリアした上で制作されています。

2021年12月1日

この金魚、立体じゃないんです! 驚きの手法で金魚が泳ぐ 『金魚絵師 深堀隆介 金魚鉢、地球鉢』



一見すると精緻なジオラマのような仕事で、立体物の金魚が泳ぐ桝を再現しているのかと思えますが、実は金魚は平面。つまり絵なんです。金魚の絵を積層させて、アクリル樹脂の中に埋めて、水中を表現しているわけです。


これ、さらに驚くのが、平面であることを知ってから見ても、どんなに目を凝らしても立体に見えるのです。自分の目を疑うレベルです。





この作品は2021年12月2日より上野の森美術館で開催されている『金魚絵師 深堀隆介 金魚鉢、地球鉢』で見ることができます。


2021年11月30日

“モーゼスおばあさん” が描く幸せの風景 『生誕160年記念 グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生』世田谷美術館で開催中

 《サンタクロース Ⅰ》1960年(99歳)油彩/合板


休日、世田谷美術館でグランマ・モーゼスに触れて、砧公園を散歩、なんていかがですか?


展覧会のキービジュアルは《シュガリング・オフ》


個人的なイメージとしては、モーゼスといえば田舎の暮らしと自然の風景。絵から伝わってくる温かさは他にはないものがあり、人の心を捉えて離さない魅力があります。

生誕160年を機に特別に企画された本展では4章構成で、最初期から100歳までの作品、愛用品や関連資料まで、日本初来日を含む約130点を展示しています。

2021年11月20日

美術館に海が出現! 東京都現代美術館の巨大吹き抜け空間が「海」に




『ユージーン・スタジオ 新しい海』展が、2021年11月20日(土)より東京都現代美術館において開幕しました。





ユージーンスタジオ(EUGENE STUDIO)は寒川裕人によるアーティストスタジオ。国内での資生堂ギャラリーや金沢21世紀美術館での展示をはじめ、SF小説家や能とのコラボ、映像作品の数々の受賞など、国際的な注目が集まっているアーティストです。

2021年11月18日

ヘドラって知ってますか? 『ヘドラ50周年展』が渋谷PARCOで開催



ヘドラを知ってますか?
このところの世界的なゴジラブームで知っている方も多いでしょう。

そのヘドラが登場して今年で50年!
これを記念して、渋谷PARCOのGALLERY Xで『ヘドラ50周年展』を開催中です。会期は11月23日まで。

最初にヘドラが登場した『ゴジラ対ヘドラ』(監督:坂野義光/1971年)は公害(いまなら環境破壊)をテーマに、場面転換にアニメーションを使うなど独特な映像や演出、サイケデリックなファッションや音楽が特徴の異色作でした。


2021年11月8日

ジム・ジャームッシュ✕尾崎世界観+松井大悟= 『ちょっと思い出しただけ』(第34回東京国際映画祭 コンペティション部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「コンペティション部門」出品作品の『ちょっと思い出しただけ』をシネスイッチ銀座で見てきた。主演は池松壮亮、伊藤沙莉。監督は松井大悟。


池松壮亮が演じる照生は怪我が元で夢を諦めた元ダンサーの劇団の照明スタッフ、伊藤沙莉が演じる葉はタクシードライバー



2021年11月6日

ホモとBL好き、ラブコメにはなりえないマイノリティの現実 『彼女が好きなものは』(第34回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now 部門」出品作品の『彼女が好きなものは』を角川シネマ有楽町で見てきました。


純(神尾楓珠)と紗枝(山田杏奈)。ごく普通のふたりの高校生のラブ・ストーリーなのかと思ったのですが



2021年11月2日

弱さ、脆さを抱えつつも、前を向く姿勢に共感。『よだかの片想い』(第34回東京国際映画祭 アジアの未来部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「アジアの未来部門」出品作品の『よだかの片想い』を角川シネマ有楽町で見てきた。


主演は松井玲奈。監督は第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品されたオムニバス映画「21世紀の女の子」のうち一篇「ミューズ」を監督した安川有果。原作は「ナラタージュ」や「ファーストラブ」で知られる島本理生



2021年10月31日

藤岡弘、「仮面ライダーは不滅です」 仮面ライダー50周年記念トークショー開催!


開催中の『第34回東京国際映画祭』のイベントとして仮面ライダー50周年を記念したトークショーを開催。オンラインでもライブ配信されました。


トークショーには仮面ライダー1号を演じたレジェンド、藤岡弘、さんが登場!



2021年10月30日

『第34回東京国際映画祭』が開幕!


本日より『第34回東京国際映画祭』が開幕しました。


東京国際フォーラムにおいてレッドカーペットならびにオープニングセレモニーがフェスティバルアンバサダーの橋本愛さんや参加作品の監督、俳優のみなさんが登壇して行われました。例年より規模縮小となりましたが、正直レッドカーペットの開催は嬉しいですね。


2021年10月19日

AIを駆使した表現で人の本質に切り込む:岸裕真 個展『Imaginary Bones』




神楽坂の現代美術ギャラリー、√K Contemporaryにおいて岸裕真 個展『Imaginary Bones』が開催中です。

岸さんは東京大学大学院で電子工学をおさめたのち、現在は東京藝術大学の先端芸術に在籍しながら、作家活動しています。AIを中心とした先端技術を駆使し、これを反映させた作品を制作しています。


2021年10月17日

ギルバート&ジョージの《Class War、Militant、Gateway》が日本初展示



 『ギルバート&ジョージ展』がエスパス ルイ・ヴィトン東京において開催中です。


まずはこの大きさに度肝を抜く。まさに元祖没入型といえます。

本作はギルバート&ジョージのアイコニックで巨大な3連作《Class War、Militant、Gateway》(階級闘争、闘争家、入り口)で、今回、日本で初めて展示されています。

2021年10月8日

チームラボプラネッツにアート空間で食すラーメン! Vegan Ramen UZU Tokyoオープン



 

東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」に、京都発のヴィーガンラーメン「Vegan Ramen UZU Tokyo」と新たなアート空間、さらに作品で使用したランを持ち帰ることができる花屋「teamLab Flower Shop & Art」が2021年10月8日にオープンしました。


2021年9月29日

第34回東京国際映画祭は今年もリアル開催!アンバサダーに橋本愛さんが就任



心待ちにしていた映画祭がはじまります。


『第34回東京国際映画祭』(TIFF2021)のラインナップ記者発表会が2021年9月28日(火)、東京・日比谷のBASE Q HALLで行われました。


会見では10月30日(土)より開催されるTIFF2021において上映される、オープニング、クロージング作品をはじめとした99作品(9/28現在で上映が決まっている作品数)のラインナップを発表するとともに、毎回、映画祭に華を添えるフェスティバルアンバサダーが発表されました。





2021年8月17日

東京がオリンピックのデザインを変えた!『オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック』ギンザ・グラフィック・ギャラリー


 

『オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック』がギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催中です。会期は8月28日まで。


ギンザ・グラフィック・ギャラリー外観

1964年東京大会をはじめ、各大会のビジュアルイメージとなったポスターやエンブレム、聖火トーチ、メダルなどを展示しています。

2021年8月16日

建築界の巨人・丹下健三の足跡を辿る。『丹下健三 1938〜1970 戦前からオリンピック・万博まで』国立近現代建築資料館

本展エントランスのパネル


建築界の巨人・丹下健三の足跡を辿る『丹下健三 1938〜1970 戦前からオリンピック・万博まで』が上野/湯島にある文化庁国立近現代建築資料館において開催中。会期は10月10日まで。


丹下の卒業制作から国立代々木競技場まで、誰もが知っている建築物から、ほとんど知られていない大変貴重な設計案まで、実に幅広く丹下の仕事が展観できます。


建築にあまり興味のない方も、この建物知ってる! こんなところにこんなのが建ってたんだ! などなど、十分楽しめます。


2021年7月24日

ゴジラが飛ぶ!異形の怪獣、ヘドラを倒せ!『ゴジラ対ヘドラ』[子どもの頃、怪獣博士って呼ばれてた 02]




ヘドラは好きですか?

グロテスクな造形、ショッキングな映像、独特な作風で、ゴジラシリーズにおいて、もっとも異色とされる作品『ゴジラ対ヘドラ』(監督:坂野義光/1971年)で登場した怪獣がヘドラです。1971年7月24日に公開されて、今年で50年になります。

『ゴジラ対ヘドラ』は11作目。公開の前年、ゴジラの生みの親である円谷英二特技監督が亡くなってから最初のゴジラ映画であり、シリーズの新たなスタートを切った作品となりました