2021年12月6日

グラフィックデザインの可能性を新発見! 『MONDO 映画ポスターアートの最前線』国立映画アーカイブで開催





『MONDO 映画ポスターアートの最前線』が京橋の国立映画アーカイブで12月7日より開催されます。

MONDOはテキサス州オースティンの映画館アラモ・ドラフトハウスのTシャツ屋でしたが、オリジナリティ溢れるセンスで描かれた映画ポスターが話題となり、いまや世界で大人気となっているデザインプロダクションです。

いわゆる地方都市の小さな映画館だったアラモ・ドラフトハウスは特集上映などこだわりの興行を行ってきた映画館で、これらの映画ポスターはアラモ・ドラフトハウスのために、MONDOがデレクションし、才能あるクリエイターたちにとともに作り上げたオリジナルのもので、映画の権利関係をクリアした上で制作されています。







タイラー・スタウトが制作したこの《アラモを忘れるな》はまさにアラモ・ドラフトハウスの本拠地というわけです。

MONDOが制作したのは、クリエイターの独自の視点、感性で作品を掘り下げ、旧作・新作に関わらず新しい魅力を引き出しているところにあります。MONDOのポスターはスクリーンプリント(シルクスクリーンと同じ手法)で制作しておりどれもが素晴らしい仕上がりですが、刷ることができるのは100枚程度のため、世界中にコレクターを生んでいます。

タイラー・スタウトの作品は他にも大変クオリティが高く映画の新しい魅力を引き出した作品ばかりです。





誰もが知っている《スター・ウォーズ 帝国の逆襲》ですが、このかっこよさ。なんだか新しいスター・ウォーズのストーリーが始まりそうです。






こちらもタイラー・スタウトの作品《キル・ビル[再編集版]》です。タイトルに日本語を使うこだわり。超クール!です。






《GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊》マルティン・アンシン(2014)。日本のコンテンツも人気。光るのは銀色の紙にプリントしているためとか。






《未知との遭遇》トッド・スレーター(2011)。ドットで描かれたマザーシップと影だけのデビルスタワーが印象的。






《タクシードライバー》マルティン・アンシン(2013)。この微妙な色合いはぜひその目でご確認を!





《シャイニング》ローラン・デュエリー(2018)。タイプライターと斧が融合して描かれた不思議な構成の作品です。


ここからは個人的に気になるゴジラ関連を。





《GODZILLA ゴジラ》ファントム・シティ・クリエイティヴ(2013)。これはギャレゴジですね。ゴジラが破壊したビルでゴジラを描いています。







《ゴジラ対メカゴジラ》アタック・ピーター(ピーター・サンタ・マリア)(2020)。リノリウムを彫刻して版としたもの。日本語を反転させて彫っていることを考えると、作家のゴジラ愛を感じます。制作過程を紹介したビデオに映るアトリエにはゴジラ関連のフィギュアがいっぱい。






《ゴジラ》ケント・ウィリアムズ(2020)。えっ、これが初ゴジ? いいんです。それがMONDOらしいクリエイーションですw



今回はMONDOの好意で、全作品の撮影可とのこと。権利関係も制作段階でクリアになっているそうです。

映画とグラフィックデザインに興味のある方は必見!


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