2022年10月1日

スター輝く、東京ミッドタウン八重洲 吉岡徳仁らのパブリックアートがお目見え



遅ればせながら、東京駅八重洲口にオープンした『東京ミッドタウン八重洲 』に行ってきました。六本木、日比谷に続き、3つめのミッドタウンということで、どんな仕掛けがある複合施設かと見に行ってきました。



オープンとは言っても、グランドオープンは2023年3月10日。まだ半年先なのですが、外観や主要な施設となるバスターミナルなどもオープンということ。そして、六本木ヒルズの《ママン》(あの、例の蜘蛛ね)のように、こうした複合施設ならではのモニュメンタルなパブリックアートが設置されたということなので、それらをみていこうと思います。


まず、ここのシンボル的な存在として設置されたのが、こちらの


吉岡徳仁 《STAR Light for peace》


東京駅に面した側のエントランス前にあります。


どこからみても同じように銀のトゲトゲが突き出していて、遠目には禍々しい感じなのかと思ったのですが、近づいてみるとトゲトゲの先端は攻撃的な形状ではなく、光を全体でミッドタウンや東京駅などの周辺の光を反射させて、美しく輝く、まさにスター。





どこから見ても、同じようで異なる印象なのはとても不思議な感じがして、いつまでも見ていられます。足元は水盤になっているのですが、スターを見上げていて、思わず水に入りそうになるので、要注意です。




続いて、こちらは


栗林隆 《Mountain range》


京橋側のエントランスにあります。


山を真っ二つにしたような形状で、外側の断面は地層のような表現が施されており、中央はちょうど人がゆったりあるけどぐらい、すれ違うことも可能なぐらいの幅があります。このセンターの断面は両面ともミラーになっています。




もし、この作品が美術館にあったなら、来館者が列をなして、間を通るのを楽しむような作品ですが、ここでは普通に通勤のみなさんが通り道として、スタスタ通り過ぎているのが、なんだかとっても印象的でした。




最後にこちらは


中西信洋 《Stripe drawing -sunset reflection》


東京ミッドタウン八重洲に隣接して建設中のヤンマー東京ビルとの共用部分の空地で見つけました。ちょっと見つけにくく、シンプルな作品なので、作品のプレートを見つけるまで、ちょっと半信半疑でしたw


タイトルどおりに中空に描かれた線のように、銀色に光る無数のバーがリズミカルに並んでいて、街に表情をつけるのに一役買っている存在になりそうです。次は夕日が出ている時間に行って、どんな表情を見せるのか見てみたいと思います。




この他にも設置されているのかもしれませんが、今回見つけられたのはこの3点でした。


東京ミッドタウン八重洲の壁面部分はディスプレイとして活用されるようで、テスト映像が流されていました。




また、ミッドタウン八重洲の北隣には、新たに「ヤンマー東京ビル」が建設中。こちらはなんだかとてもスタイリッシュな形状をした建物でした。設計は日建設計。すでに外観は完成しています。




地下に設けられたバスターミナルは稼働しており、千葉、房総方面に行くバスが頻繁に発車していました。規模としてはバスタ新宿のようなものではありませんが、東京駅とは地下でつながっており、東京駅のバスターミナルと一体で便利に使えそうです。

バスターミナルのすぐ上にはカフェやフード関連もあり、すでに東京駅の八重洲地下街と一体的に活用されはじめていました。


東京ミッドタウン八重洲はグランドオープンまでまだ時間がありますが、これからどんな建物となるのか、またのぞきに行きたいです。


ところで、東京ミッドタウン八重洲でもっとも驚いたのがこれ。ミッドタウン八重洲の京橋側に中央区立城東小学校が併設されているのです。隣にある、とかではありません。いわば校門がミッドタウンの一階にあり、どうも二階部分が校舎になっているようです。東京駅前に小学校! そんな人生思いもつきませんw


ミッドタウンに小学校!


東京ミッドタウン八重洲

https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/

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