『若佐慎一 個展 魚行水濁鳥飛毛落』のレセプションに行ってきました。若佐慎一さんは日本の伝統画法を学び、龍や鳳凰、獅子や⻁など幻獣を題材とする大和絵に現代性を加えた作品を発表してきた美術作家です。
ポップな絵画表現と民藝的な木彫、平面と立体といった日本の不二性(物事を二分しすぎない、幽玄の体感を大事にする感覚)に焦点を絞り、テクスチャーを重視した造形が若佐さん独自の作家性と言えます。本展では新作を中心に約30点の絵画・彫刻を展示しています。
現代の中国を代表する監督のひとり、巨匠チャン・イーモウ監督の最新作にして、初の本格スパイ・サスペンス『崖上のスパイ』。雪に閉ざされたモノクロームの美しい街・ハルピンを舞台に、抑えた演出ながら時には激しいアクションを交えて、フィルム・ノワールを思い起こさせるような美しい作品に仕上がりました。