平田哲郎 個展『芸術か科学か』が3331 Arts Chiyodaで開催中。
平田さんは富山県氷見市で行われたアートプロジェクト「氷見クリック」や「ヒミング」を主催していた作家で、今回、展示されている大量の作品?構造物? は2008年ごろから制作を行っていたものです。
この構造体はフラードームで知られるバックミンスター・フラーの多面体構造を想起させ、数学の多面体を基礎に、さまざまな形状へと拡張していった作品群に見えます。
しかしながら、平田さんは2022年に急逝したため、これらのオブジェクトがどういったものであるのかは謎のままで、美術の文脈での解釈も難しく、数学、建築、科学といった他の分野から考察されることで、なにかの手がかりが得られるのかもしれません。
より多くの方に知っていただくことで、平田さんが何を表現しようとしていたのか、少しでも平田さんの真意に近づけたら、と思います。
この構造体が一体、どういった手法で制作されているのか、今回はじめて現物をみて驚きました。いくつかアップにした写真をみていただければおわかりかと思いますが、小さな円環を連ねていくことでこの膨大な物量の構造へと増殖しています。
この円環はポリプロピレンでできた荷物の結束などに使われるPPバンドでできています。大量のPPバンドでできた円環に加え、スパイラルチューブと呼ばれる結束バンドやヘアピンなども使われています。PPバンドは基本的に白いものが使われています。黄ばんでいるのは、保管している間にタバコによるものだそうです。
多面体構造についてもう少し説明できればよかったのですが、かなり難しく僕が理解できるには程遠く、そちら方面にご興味のある方は会場に宮崎興二京都大学名誉教授による「平田面体を読み解くヒント」のパネルがとても興味深いのでぜひご覧ください。
会期は10月17日(月)まで。必見です!
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