2021年10月17日

ギルバート&ジョージの《Class War、Militant、Gateway》が日本初展示



 『ギルバート&ジョージ展』がエスパス ルイ・ヴィトン東京において開催中です。


まずはこの大きさに度肝を抜く。まさに元祖没入型といえます。

本作はギルバート&ジョージのアイコニックで巨大な3連作《Class War、Militant、Gateway》(階級闘争、闘争家、入り口)で、今回、日本で初めて展示されています。




《Class War》



ギルバート&ジョージはイタリア出身のギルバート・プロッシュとイギリス出身のジョージ・パサモアの二人組の現代美術家。自分たちを「生きる彫刻(living sculptures)」として、生活そのものをアートと位置づけており、常に二人一緒にビジネススーツ姿、無表情で姿を現すそうです。



ギルバート&ジョージのお二人。いかにも英国紳士という出で立ち



パフォーマンス・アーティストとしての活動とともに、写真や映像、ドローイングも制作しており、フォト・モンタージュをよく制作しています。フォト・モンタージュは当初はモノクロ写真だったが、その後カラー化した。格子状の構成はステンドグラスのようでもあり、近年はCGによる制作により、ますます洗練されたものとなっている

本作も黒枠の格子状にイメージが配置され、赤、 白、 青を主体に装飾されている。本作は彼ら初の大作で、共同体への所属から、 個人的良心や自己肯定の出現まで、 個人の冒険を描いている


《Militant》



本作はフォンダシオン ルイ・ヴィトンがそのコレクションの中から、世界中の幅広い多くの人々に紹介するミッションである「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムとして公開されています。

なお、ギルバート&ジョージの作品は天王洲のWHAT MUSEUMで開催中の『Obayashi Collection 3 Self-History』でも展示中です。

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