2021年11月6日

ホモとBL好き、ラブコメにはなりえないマイノリティの現実 『彼女が好きなものは』(第34回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門)



開催中の第34回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now 部門」出品作品の『彼女が好きなものは』を角川シネマ有楽町で見てきました。


純(神尾楓珠)と紗枝(山田杏奈)。ごく普通のふたりの高校生のラブ・ストーリーなのかと思ったのですが





ラブコメのようですが現実は違います。純はホモであることを隠し、自分が異常なのではないかとの悩みを抱えつつ、肉体関係のある家庭のある年上男性とのつきあいに悩んでいます。紗枝は年頃の恋愛に憧れつつも、BL好き腐女子であることを秘密にしています。


そんなふたりがつきあうことになり、普通に付き合おうとするのですが、それはかなわないことだったのです…




マイノリティの苦しみに寄り添おうとする異色作。


純役の神尾楓珠はホモの高校生という難しい役柄を体当たりの好演。紗枝役の山田杏奈はホモとの恋に揺れる女子高生がハマってます。安定の演技にもはや大女優の予感すら。




草野翔吾監督は大原櫻子の「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」などハマる深夜ドラマを手がける注目株。今後の作品も楽しみ!






#TIFF2021

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©︎2021「彼女が好きなものは」製作委員会

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