2016年3月11日

Counter Void、3日間だけの再点灯へ



六本木のテレビ朝日に、巨大な数字の表示板があったのを覚えていますか? アートに明るくない方はあれは時刻を表示しているものだと思った方も多いだろうと思いますが、あれば「Counter Void」というパブリックアートなのです。宮島達男さんという現代美術家の作品です。

あった、と書いたのは、いまはCounter Voidは点灯していないからです。東日本大震災の直後、電力不足や社会の情勢を考え、作家ご自身が所有者であるテレビ朝日に申し入れて、2011年3月13日に消灯していまに至ります。

2016年3月11日、東日本大震災から5年を迎えた本日Counter Voidが再点灯します。そして3日間だけ六本木を明るく照らした後、再び、消灯されます。このCounter Voidを再点灯するプロジェクト、Relight Daysのサイトではこのようにメッセージされています。

 一人ひとりが生きることを考えた
 あの日を風化させないために、
 Relight Projectは、生と死、
 人のあり方を問う場をつくりたい。
 その出発点として、
 2011年3月13日から消灯し続けている
 パブリックアート『Counter Void』に光を灯す。
 六本木が照らされる3日間。
 生きること、そして、これからの未来をあなたと考えたい

本日、17時50分から、作品前で点灯式が行われます。この明かりが被災地を、被災地の人々を明るく照らす、希望の灯となりますように。

<概要>
会期:平成28年3月11日(金)〜3月13日(日)
会場:六本木ヒルズけやき坂『Counter Void』前(東京都港区六本木6-9)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
参加費:無料
主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人インビジブル
特別協力:MEDIA AMBITION TOKYO

■3月11日(金)
『Counter Void』点灯式
作者である宮島達男より再点灯に関する挨拶を行い、作品前に集まった方々と共に再点灯の瞬間を迎えます。
時間:17:50〜18:00

■3月12日(土)
Relight Committee(*)による参加型プログラム ※雨天中止
会場:六本木ヒルズけやき坂『Counter Void』前

・昼の部「Memento」:時間 14:00〜16:00
記憶する・思い出す・忘れない・思い出の種などを意味する「Memento」をテーマに、朗読とチェロの演 奏や参加型パフォーマンスなどを行います。

・夜の部「Reflection」:時間 18:00〜20:00
反射・反響・反映・影響などを意味する「Reflection」をテーマにしたサウンドインスタレーションやワークショップなどのプログラムが開催されます。

・2015六本木アートナイトでも実施された「3.11が■ている。」のワークショップも開催されます。
https://www.youtube.com/watch?v=k_GyLg4pFns&feature=youtu.be

■3月13日(日) トークセッション
Relight Project×MEDIA AMBITION TOKYO
Relight Session Vol.3「アート × 社会ー見えないものを想像するー」
時間:14:00 ~ 16:00 (開場 13:30)
会場:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
東京都港区 六本木6丁目11-1
https://goo.gl/maps/ooFHHU568vN2 (アクセス:Google Map)
定員:40名(要事前申込制)
参加申し込みはこちらから。
http://relight-project.org/news/relight-session-vol-3/

Relight Session はアーティストやクリエーターと民間企業や行政関係者など立場の異なる人が、3.11 以降の社会におけるアートやアートプロジェクトの役割を考察していくトークセッションです。3 回目を迎える今回の Relight Session では、『Counter Void』の作品テーマである「生と死」を取り上げ、再点灯と同時に、改めてこの問いに向き合うことで、そこから未来を考えるトークセッションを開催します。
宮島達男(アーティスト/Relight Project メンバー)
ドミニク・チェン(起業家/情報学研究者)
菊池宏子 (NPO法人インビジブル クリエイティブディレクター/Relight Project メンバー)

*「Relight Committee」は、アートと社会について従来の定義や枠組みを超えた対話を重ねながら、具体的な行動につなげる人を育てる学びの場を目指し、平成 27 年 9 月よりスタートした活動です。アーティスト・コミュニティーデザイナーとして活動する菊池宏子によるファシリテーションのもと、20 代から 60 代まで様々な経歴を持つ 17 名が「Relight Days」の参加型プログラムの企画を通じて、アートと社会の接合点を考える学びを重ねています。
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