2023年7月16日

夏の夜、幻想的な光のインスタレーションで江の島を楽しむ。『江の島灯籠2023』光の絵巻

光の絵巻:瑞心門「縁日」


いまや日本の新しい夏の風物詩として、光を使ったインスタレーションが定着しており、全国各地でさまざまなアーティストが手掛けた昨品が夏の思い出を演出しています。

そうした中、夏といえば、の湘南を代表する江の島で、夏の夜を彩る『日本夜景遺産認定 江の島灯籠2023』(以下、江の島灯籠)が7月15日(土)よりはじまりました



江の島灯籠は江島神社 瑞心門から辺津宮を舞台にした光によるインスタレーション“光の絵巻”。江の島弁天橋を渡って、そのまま賑わう仲見世通りを抜けると、坂の上にある江島神社の瑞心門が見えてきます。


瑞心門「縁日」

「青銅の鳥居」ごしの仲見世通り


さらにその奥の江島神社の境内は夏の深緑に包まれ、すぐ後ろの仲見世の賑わいが嘘のように静かです。インスタレーションはこの静けさを活かし、縁日を思わせる「金魚」「朝顔」といった切り絵のモチーフとした演出で保ち、鮮やかで美しい光が幻想的な雰囲気で境内を彩っています。


光の絵巻:境内の石段も幻想的なライトアップに

光の絵巻:瑞心門「五頭龍」


インスタレーションを担当しているのはVELVETA DESIGN。さまざまな空間に関わるクリエイションを手掛けてきており、近年では善光寺イルミネーションや、東京・丸の内エリア、グランフロント大阪といった都心部でのクリスマスイルミネーションの他、全国各地でのイベントにおける演出・デザインで知られ、高い評価を得ています。


「江ノ島灯籠」においても、江島神社の瑞心門から石段、そして辺津宮を舞台に展開する光によるインスタレーション“光の絵巻”の演出を初年度より手掛けてきており、江の島誕生の伝承『江島縁起』から着想を得た表現が年毎に新しい表現が加わっており、ひとつの見どころとなっています。

『江島縁起』からは、瑞心門の演出として「江の島誕生」「五頭龍」「天女降臨」「天女と五頭龍の出会い」「五頭龍の御加護」からなる物語の5シーンに加え、「深緑の江島神社」と「縁日」のシーンが新たに加わり、さらに夏の美しさを感じる演出となっています。



光の絵巻:瑞心門「天女降臨」

光の絵巻:瑞心門「天女と五頭龍の出会い」


また、辺津宮では”天女と縁結び”をテーマに演出されており、天女のモチーフに加え、新たに「朝顔」のモチーフが。ツルをからませ花を咲かせる姿に、縁結びの願いを込めており、いにしえの物語がより幻想的でロマンティックな演出が、普段の江島神社とはまた違った美しさが楽しめます。



光の絵巻:辺津宮。貝殻が風に揺れて涼しげな音色を奏でている


光の絵巻:辺津宮の演出は「天女と縁結び」と「縁結びを願う花」

島内各所には切り絵を使った灯籠が

中津宮からの夜景


『江の島灯籠2023』“光の絵巻” 開催概要
会期:2023年7月15日(土)~8月31日(木)
演出時間:18:00~20:30
※土日祝および8月11日(金・祝)~16日(水)18:00~21:00
※そのほかの営業時間の詳細などは各施設へお問い合わせください
会場:江島神社および江の島島内各所
公式サイト https://enoshima-seacandle.com


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