2009年4月2日

別府で出会うのは、アートか混浴か?

4月11日から、大分県の別府温泉を会場に、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』が65日間にわたって開催される。世界中からやってきたアーティストが、別府市内のさまざまな場所で、作品発表を展開する。現代アートだけでなく、音楽やダンスなどさまざまな芸術表現が取り上げられる、総合的な芸術祭と言える。

湯けむりの中で、世界中のアーティストが滞在して制作し、それを楽しもうと言う人々が地図を片手に作品をたずね、そうして街角で出会う。それがまさしくアートの混浴状態を生み出す。

メインとなる「アートゲート・クルーズ」の参加作家で僕が耳にした事があるのは、テキスタイルを使ったマイケル・リンぐらいで、日本ではあまり知られていない作家が中心だが、それはそれでいい発見になるとうれしい。

また、元々は台湾でアートユニットに参加していたインリン・オブ・ジョイトイが、満を持しての作家としての参加となるようだ。音楽についてはレイ・ハラカミ(映画『天然コケッコー』の劇伴は好きです)、テノリオン奏者としてこれからますます話題になりそうなHarp On Mouth Sextetなど、なかなか興味深いラインナップ。

さて、問題がひとつ。11日のスタートに取材に行く余裕(スケジュールと経費)があるか、と言う事だが、これが結構微妙。さて、どうしたものか。



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