新しいMacBook AirとはRetinaディスプレイを搭載した12インチ(11インチではなく)のモデルとの事ですが、こちらについては以前から噂されておりましたし、「Proに搭載されていて、なんでAirで出ないんだ」という声は常にありました。考えてみれば、いまやアップル製品でRetinaディスプレイが搭載されていないのは、MacBook Airぐらいでは、という状況。そう考えれば、Retinaディスプレイ搭載MacBook Airの登場は遅かれ早かれいずれ約束されていたようなもので、既定路線ではないかと思われます。
軽くて薄くて思ったよりも丈夫なMacBook Air。これがRetinaディスプレイになったら、 僕的にはますますiPadを持ち歩く理由がなくなります。 |
サイズが11インチではなく12インチになることで、13インチもなくして、12インチに一本化するということなのか、Retinaディスプレイ非搭載のMacBook Airが現行の11インチ、13インチがラインナップされたままなのかは出てみない事にはなんともわかりませんが、いずれにしても、薄くて軽い筐体にあの美しいRetinaディスプレイが搭載されるのはなんともワクワクする事ではあります。
それ以上に僕が注目しているのは「buttonless trackpad=ボタンのないトラックパッド」の方。現状のMacBook Airのトラックパッドは見た目にはボタンがない形状をしていますが、実際はパッド面の手前側が物理的なクリックができる構造になっています。
buttonless trackpadはこの物理的なクリックをなくし、タッチのみでのトラックパッド操作を実現させようというものではないかと思います。実際、現状でもパッドの操作はクリックしなくともタッチのみでも操作は可能で、完全にボタンレスに移行にするのはさして難しい事ではないだろうと思います。
見た目にはボタンがあるようには見えない形状のMacBook Airのトラックパッド |
ただ、現状、僕が使用しているMacBook Airのトラックパッドは操作不良ぎみで、さわるだけで過剰に反応したり、そうかと思えばまったく反応しなかったり、とトラブル続きであるのが、新型トラックパッドで改善されるのか気にかかるところではあります。
僕はこれまでPowerBook 100シリーズから20年以上、Macノートを使い続けていますが、いまこの執筆にも使っているMacBook Airはこれまでになくもっとも使いにくいものになっています(もちろん購入当初は問題なく動作していましたし、基本性能が僕的に最高なのですが)。そのため、急ぎの仕事や失敗をなるべく減らしたい作業の時には、致し方なくマウスを接続して作業する事もしばしあり、それはこれまでにまったくなかった経験です。
この操作が画面上で悲劇を生み出しています。 いい加減、ジーニアスバーに持って行くか、その前に新型が出るか |
ボタンレス・トラックパッドに移行するという事はどういった意味があり、ユーザに恩恵を齎すものなのか、はたまた苦行を強いるものになってしまうのか。MacBook Air Retinaの登場がいまから待ち遠しいです。
※追記
残念ながら新たに投入されたMacBook Airは、Retina ディスプレイの搭載などは見送られ、ほぼ現行製品のマイナーチェンジに終わりました。次期モデルに期待したいですね。
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