2020年4月17日

夏アニメ?に夏の名曲:『かくしごと』と『君は天然色』①

TVアニメ『かくしごと』はTOKYO MX(毎週木曜 24:00〜)ほかで好評放送中

今期アニメの注目株『かくしごと』


今期のアニメは個人的に充実してるのです。事前情報なしに見てぶっとんだ「波よ聞いてくれ」、原作から押さえてた「イエスタデイをうたって」などなど。そんな中、スタートを心待ちにしていたのが




こちらは原作が大好きな久米田康治さんということもあって、ぼちぼち原作を読んでいて、大体のお話は知っていたので、有無を言わさず一話目から見たわけです。で、アニメの事前情報など、なにもなく見はじめたわけです。


本編の大まかな話の筋は、自分が「きんた●しまし」というお下劣な作品の漫画家「後藤可久士」とその娘「姫」の話。9歳の娘に漫画家であることを隠すのに必死なおとうさんにほんわか娘。可久士の態度に勘違いしまくりな周囲の女性たちなど、しっかり笑わせてくれる、ドタバタホームコメディかと思わせる感じ。


ですが、姫に母親がいないなどの「謎」もあって、現代の話を本筋にしつつ、毎回、冒頭部分にインサートされる未来の話の中で、「謎」部分が解き明かかされていく? といった感じで、今後の展開にワクワクなのです。


エンディングはまさかの大瀧詠一!


さて、本編の話はひとまずおいといて、エンディング、エンディング!


ネット配信とかで見てると、思わずエンディング飛ばして、予告編とかにいっちゃうせっかちな僕ですが、一話目はテレビの前で正座で見ていたので、しっかりエンディングに向き合うことになったわけです。オープニング、flumpoolだったし、エンディングもそういう感じかなぁ、と思っていたら。




ディンドーン ディンドーン、ダダダダダダ ダダダダダダ、
ディンドーン ディンドーン、ダダダダダダ ダダダダダダ、
ディンドーン ディンドーン、ダダダダダダ ダダダダダダ、
ダッダ、ダダ、ダッ、ダダッダ!


のイントロを聞いて、うぉう、誰のカバーだろう?
と思ったら、まさかの多羅尾伴内!
じゃなくて、大滝詠一 オリジナル・バージョン!!
これまで数限りなくCMなどに使われてきた『君は天然色』だけど、まさかのアニメのエンディング!


大滝詠一の名盤「A LONG VACATION」(1981)より
シングルカットされた「君は天然色/カナリア諸島にて」

草葉の陰で、大滝さんはどう思っているのだろう。ニヤニヤしてそうだなぁ。僕と同年代のおっさんの中には、冒涜だ!とかいう人もいるかもしれない。いるだろうな〜、いや、絶対いる。でも、僕はこれ、とってもいいと思った!


まるで夏アニメのような絵作り


まぁ、見てみてください。公式でエンディング映像公開しているので。




ねっ、いいでしょう。
まず、アニメーションの絵作りがとってもいいのです。
永井博のような、鈴木英人のような、いかにも夏!ってタッチの街の背景。そこに、おとうさんと娘がひたすら歩いていき、出会う。最後は煌めく海に向かって、犬をのせた車が去っていく。まるで、夏ドラマの教科書のようです。


それにしても、この話にこの曲。誰が選んだのか。
天才的、はたまた確信犯なのか。


なぜ天才的と言ったのかについては次回(モノクロの街がカラーの変わる時:「かくしごと」と「君は天然色」②)へ続く。


アニメ『かくしごと』
原作:久米田康治(『月刊少年マガジン』講談社)
監督:村野佑太
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:亜細亜堂
製作:かくしごと製作委員会
放送局:BS日テレほか

放送情報:
TOKYO MX 毎週木曜 24:00〜
[朝の家族放送]毎週日曜 11:00〜
BS日テレ 毎週木曜 23:30〜
AT-X 毎週木曜 23:30〜

配信はdアニメストアをはじめ大多数のサービスで配信中。
ただし、Netflixではやっていないのでご注意を。
やってよ、ネトフリでも!

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