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FabCafeはカフェなのか? 工房なのか? はたして… |
場所は渋谷・道玄坂を上がりきった、複雑な交差点のもっとも渋谷寄りの角にあるビルの1F。外観はごくごくフツーのお洒落なカフェです。フツーのカフェとはものすごおお〜く異なるのは、なんと、カフェのど真ん中にレーザーカッター(レーザー加工機というが本来の名称かな)が鎮座ましましているのです。
変わり種のカフェと言えば、3331 Arts Chiyodaには、電子工作を楽しむ「
はんだづけカフェ」がありますが、そこは飲み物は持ち込み(笑) FabCafeはきっちりおいしいコーヒーが出てくるほんまもんのカフェなんです。なので、当然の事ながら、お茶をのみにいくだけでもOK(当たり前か)。メニューはカフェラテが400円、ランチが800円からなど。スイーツもありました。
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こんなカンジでカフェのど真ん中にレーザーカッターマシンが鎮座ましましているわけです |
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オーダー時のウィティングボード。これもレーザーでチチッとやったわけです |
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FabCafeは道玄坂を上りきった大きな交差点にあります。ロケーションはばっちり。 |
運営している
ロフトワークはクリエイターのジョブマッチングなどをおもな生業としている企業で、もとよりここはクリエイターが集う場所。僕が行った日もいかにもクリエイティブなカンジのニオイぷんぷんのみなさんが楽しそうにしており、部外者にはちょっと針の筵っぽいのは、客商売としては今後の課題かな、と(僕は元百貨店員)。
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こんなカンジでカフェのど真ん中にレーザーカッターマシンがっ |
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米国ユニバーサルレーザーシステムズ社のレーザー加工機「VLS」 |
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レーザーカッターの操作はカウンター席に設置されたスクリーンで |
それはさておき、どうしてまたカフェでレーザーカッター? という疑問なのですが、ちょうど店内でお仕事をされていた同カフェのクリエイティブディレクターで共同経営者の福田敏也さんによれば、はじめのきっかけは、ロフトワークで行っているセミナーなのだそうです。世界的なものづくり革命のムーブメントであるFABネットワークの日本の最先端を行く、FabLab Japanのセミナーを行った時から、ここにものづくりの拠点を、ということだったようです。
FABはMITのニール・ガーシェンフェルド教授が著書
「ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け」で提唱したコンセプトで、3D造型機(3Dプリンタ)やレーザー加工機をはじめ、さまざまな工作機械とデジタルデザインを組み合わせてクリエイトしていくというムーブメントで、FabLabはそれらを備えた工房というわけです。FabCafeもその一翼を担うというわけですね。
デジタルものづくりと言うと、トレンドはどちらかと言えば、3Dプリンタだと僕なんかは思うのですが、たしかにレーザーカッターの方が時間もそれほどかからずに形にできるし、3Dのように特別な知識もなく、通常の2Dのデザイン知識で対応できそうです。カジュアルにクリエイティブを楽しめるカフェというあたりが、シブヤという土地柄にあっているのかもしれません。
いまのところ3月中は試験的にサービスを行うそうで、本格稼働は4月からだそうです。今度、フラッと行って、表札でもFABってくるかな(笑)
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FabCafeの共同経営者でクリエイティブディレクターの福田敏也さん |
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オーダーカウンター後ろのメニューもレーザーカッターで切り抜いた木材を福田さんが自ら手張り!したとか |
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だれですか、この美女ふたりはっ!
ロフトワークの代表、林千晶さん(左)と遊びにきていたフォトグラファーでソーシャルアントレプレナーの草野絵美さん。FabCafeに行けばおともだちになれるかもっ!
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