2023年1月5日

お正月公開イチオシ!平凡な主婦と一頭の馬が巻き起こした奇跡の実話:『ドリーム・ホース』



明日6日公開の『ドリーム・ホース』をひと足お先に。正月映画のイチオシです! 一頭の馬と、平凡な主婦、人生を諦めた田舎の村人たちが巻き起こす奇跡の実話。単なる感動作ではない、胸の空くような快作です!







 あらすじはこんな感じ





イギリス・ウエールズの谷あいの寒村に住む、夫と二人暮らしの平凡な主婦ジャン。早朝からのコープでのパートと親の介護だけのなにもない人生を送っています。


そんなジャンはたまたま出会った馬主経験のあるハワードに触発され(というか反発し)、競走馬を育てる決意をします。というのもジャンはこどものころ、父とともに育てた2頭の犬がドッグショーで一位と2位の賞を得た経験があり、そのことが後押しをします。







しかし、競走馬を持つのも育てるのも大変な費用がかかります。ジャンはその費用を集めるため、村人たちを共同馬主へと誘います。

声をかけたのは、コープにいつも同じお菓子を買いに来るのが楽しみな独居の老婦人、肉屋のおばちゃん、下ネタ好きなじいさん…、期待はできませんでした。

説明会を行うプールバーには時間になっても誰もきません。集まるわけがない、と諦めかけていたところに、ジャン同様に人生を諦めてしまった村人たちが次々と集まります。

集まった彼らは、儲けよりもホウィル(ゲール語で「胸の高鳴り」を意味するそう)のためにやるべきだ、との声に賛同します。ジャンの元に母馬となる牝馬がやってきて、夫の世話で見事に一頭の仔馬を産みますが、同時に母馬は命を落としてしまいます。共同馬主たちはこの集まりを「ドリームアライアンス(夢の同盟)」とし、自分たちの仔馬にその名前をつけ、夢を託すことにします。







日々成長する仔馬を競走馬に育てるために調教師に預ける必要がありましたが、調教師からは「地方競馬ぐらいなら」と評されてしまいます。ところがその走りをみて、考えが変わります。調教師の元、農場生まれのドリームアライアンス号は立派な競走馬に育ちます。そしてデビューを勝利! 周囲の予想に反して次々とレースを勝ち進んでいきます。







ドリームアライアンス号は快進撃を続けますが、大きな挫折にぶち当たります。馬の故障は即…。

しかし、ジャンは言います。「私達は彼にチャンスをもらった。与えるだけだった彼にもチャンスをあげたい」と。見事復活したドリームアライアンス号はついに英国随一の大舞台へ!









強敵の居並ぶ中、ラストの大逆転は瞬き禁止! まさに映画館が大興奮の競馬場に変わります。


コロナが落ち着いてきたと思ったら、今度は円安で家計が苦しく、ジャンたちのように人生に希望を失いかけている人も多いと思います。僕もそのひとりです。

でも、ジャンたちを見ていると、人生まだまだ捨てたもんじゃない。こんな大逆転だってあるんだ、と。いや、そもそもこんなあまりにも都合のいい話ないよな、と思ったら大間違い。この話、奇跡の実話なんです!

そう思ったらなんだか勇気がでてきたように思います。新年早々、こんな胸の空く作品に出会えてラッキー!





【作品情報】
タイトル:『ドリーム・ホース』
監督:ユーロス・リン
出演:トニ・コレット(「ナイトメア・アリー」「リトル・ミス・サンシャイン」)、ダミアン・ルイス(「HOMELAND/ホームランド」「われらが背きし者」)
2020年/イギリス/英語/114分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:DREAM HORSE
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:ショウゲート
© 2020 DREAM HORSE FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 

公式サイト https://cinerack.jp/dream/

#映画好き #ドリームホース #奇跡の実話

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