明日6日公開の『ドリーム・ホース』をひと足お先に。正月映画のイチオシです! 一頭の馬と、平凡な主婦、人生を諦めた田舎の村人たちが巻き起こす奇跡の実話。単なる感動作ではない、胸の空くような快作です!
2022年11月5日
【TIFF2022】「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」時空を超える愛の物語:『月の満ち欠け』
東京国際映画祭の参加作品で、12月公開予定の『月の満ち欠け』を観ました。
劇中、1980年12月8日が重要な日として位置づけられています。ある一定の年齢層の方やディープな音楽ファンの方なら、ピンときたでしょう。ジョン・レノンがダコタ・ハウスで凶弾に倒れた日、彼の命日です。その日を印象づけるものとして「Woman」が劇中で使われています。
2020年5月14日
劇場版『若おかみは小学生!』がEテレで。子ども向けと侮るなかれ。必見!
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児童文学の決定版がアニメ映画に!
累計300万部!児童文学のベストセラー『若おかみは小学生!』のアニメ映画、劇場版『若おかみは小学生!』(2018年公開作品)が地上波(NHK Eテレ)で5月16日(土)15:25から放送されます。原作の「若おかみは小学生!」は講談社の青い鳥文庫から発行されている令丈ヒロ子による児童文学シリーズ(本編20巻)。イラストは亜沙美が担当。
交通事故により突然、両親を失った小学生の女の子「おっこ」。引き取られたところが、おっこのおばあちゃんが経営する宿・春の屋旅館。ひょんなことから、小学生でありながら、若おかみとして修業をすることに。一生懸命、女将修業に励むおっこを応援するのは、宿に住みついた不思議な仲間たちや春の屋を訪れるさまざまな人々。ひとりの少女が立ち直り、成長していく物語です。
2020年5月13日
ドラマ『映像研には手を出すな!』でも「大工調べ」! 齋藤飛鳥の心震える啖呵
2020年5月6日
40年前、相米慎二という日本映画史に残る映画監督がいた
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| 『セーラー服と機関銃』(amazon prime) |
NHK BSプレミアムで5月5日に放送された映画『セーラー服と機関銃』(1981年)を見ちゃいました。
2020年5月5日
2020年1月16日
古き良き書店はいまやファンタジーなのか?『チャーリングクロス街84番地』
手紙が大事だった時代を描いた『チャーリングクロス街84番地』
『チャーリングクロス街84番地』という映画を見ました。どうしてなのかわからないけれど、Netflixを開いたら、自然にこの映画が目について、気がついたときには見入っていました。(ネタバレありなのでご注意を)
2019年11月12日
石を積み続けて宮殿を造り上げ、娘への愛を形にした男『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』
たったひとりでつくった石積みの宮殿
郵便配達員がたったひとりで宮殿を造ったという御伽噺のような話を耳にしたことがありませんか? それは御伽噺でも作り話でもなく、フランスのリヨン郊外に実在する石積みの宮殿のことです。郵便配達員のシュヴァルはある日、つまづいた奇妙な形の石に魅せられ、33年もの歳月をかけて、膨大な量の石を積み上げ、奇想の宮殿を造りあげます。
彼を途方もない偉業に駆り立てたのは、芸術的な欲求でも、名声のためでもありません。
2019年3月2日
美術館やギャラリーに行くのが怖くなる?『ベルベット・バズソー : 血塗られたギャラリー』NETFLIX
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| Velvet Buzzsaw Netflix Movie - 2019 Facebookページより |
Netflixのオリジナル映画『ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー』を見ました。2014年にヒットした「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ監督とジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソのチームが再びタッグを組んだ作品です。「ナイトクローラー」はテレビ業界とジャーナリズムという、一般の方からすればあまりかかわりのない狭い業界を描いていたわけですが、本作の舞台は現代美術界という、考え方によってはますます狭い世界を題材に持ってきたと言えます。芸術を生み出すものではなく、芸術をメシのタネにしている評論家やギャラリストたちが、信じられない事態に巻き込まれていくサスペンスホラーです。
2019年2月13日
隠れた傑作!『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』[子どもの頃、怪獣博士って呼ばれてた 01]
子どもの頃からいまに至るまで「怪獣(KAIJU)」が好きです。アートが好きになったのも、もとを正せば、怪獣好きが要因のひとつです。
小学校に入る前後、僕の父は映画館の看板描きでした。そのころはよっぽどの田舎でも、繁華街をちょっと歩けば映画館があった時代でした。僕の住んでいた町にも自転車で10分やそこらに東宝系と松竹系の映画館がありました。記憶にないのですが、大映系もあったようです。
父が関係者ということもあって、招待券をもらったり、時には映写室に入って、そこから見せてもらう、なんてこともありました。「ふしぎの国のアリス」も「東海道中四谷怪談」も、映写室の窓から見た記憶があります。若大将も、ドリフも、クレイジーも映画館で見ました。もちろん、ゴジラも、ガメラも。僕にとって、クリエイティブとのファーストコンタクトは映画館でした。
そんな時代も思い起こしつつ、大好きな怪獣たちの思い出を綴ってみようと思います。もちろん、最新の怪獣たちについても書ければな、と。気まぐれで、01なんて付けたけど、いつまで続くやら。それどころか、次はいつ書くのやら。
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| 『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』予告編より |
兎にも角にも、記念すべき一回目。こういうのって、最初はやっぱり、ゴジラ、とかになるんだろうけど、気まぐれでひねくれてるので、かなり変なものからいきますね。
2018年10月27日
『第31回東京国際映画祭』オープニング+レッドカーペット フォトレポート
2018年10月25日(水)から11月3日(土・祝)までの10日間開催されている『第31回東京国際映画祭』。毎年恒例のオープニング+レッドカーペットを取材しました。
31回を数えるTIFFですが、過去にはけやき坂下からヒルズアリーナまでカーペットを敷いて、長い坂道を大勢の映画ファンが囲み、時にはサインに応えるなど、映画ファンと俳優、監督が直接交流できる場でした。
最近のカーペットイベントはすっかりヒルズアリーナ内で完結するようになり、その分、混雑やトラブルもなくなったのはいいのですが、やはりお祭り気分に欠けるのは少し残念。それでも、人気の俳優が登場すると一気に盛り上がると、TIFFがはじまったな!という気分になりますね。
すでにInstagramで公開したレッドカーペットの様子を、あらためて写真を中心に作品情報などを交えてお届けします。
2018年9月25日
2017年3月22日
『セッション』再見
バンドの屋台骨であるドラマーで、それもプロであったとしても、音楽をやる以上、楽しまなきゃと思うのです。そういう意味ではエンディングのニーマンとフレッチャーの鬼気迫るセッションはおもしろい演出だとは思うんだけど、そこから楽しさが伝わるのか、というとそうでもない。
ジャズのセッションの醍醐味って、本当にプロ中のプロのプレイヤー同士が繰り出す、テクニックだけでは表現できないグルーブがその場に生まれてこそ、感じられるもので、やはりそこにはプレイヤー同士の信頼関係(それは対立する緊張感も含め)があるから生まれるのであって、あの場のニーマンとフレッチャーはそんな感じだったんでしょうか?
二人の間に旧敵同士に生まれる一種の共有感覚とか連帯感のようなものがあった(とする脚本だった)のかもしれないけど、そこまでのストーリーでの二人の経緯を考えると、どう考えても「音楽が生まれる関係」ではないように思うのです。
そうやって見てくると、僕には、どうにもチャゼル監督は音楽の本質からあえて目を背けているような気さえするんだな、なんか。チャゼル監督にとってのフレッチャーに対して復讐でもしているような、そんな感じ。僕の思い違いだといいんだけど。それとも『ラ・ラ・ランド』では、音楽を違った描き方で表現しているんだろうか?
あ、そうそう。血まみれのスティックを象徴的に描いてるけど、そんなの普通だから。楽器やったことがある人なら、ドラムに限らず、みんな血まみれ。よく言うじゃん、血の滲む努力って、あれ、リアルだから。
2016年8月8日
これぞ本当のゴジラだ!いまこそ本腰を入れて観たい「ゴジラ」(1954)
『シン・ゴジラ』を傑作と思った人はぜひ1954年の原点に触れてほしい。これを古くさいとか、現代社会とは違うと思わずに見てほしい。これが本当の「ゴジラ」だ!
「ゴジラ」と「シン・ゴジラ」で明らかに共通する点が、ゴジラを徹底的に恐怖の対象として描いていることにあります。
「ゴジラ」では、ゴジラが東京にやってきて海に帰っていくルートを空襲で飛来してきたB29爆撃機ルートになぞらえたり、広島や長崎、福竜丸による被爆がゴジラの体表や造形で表現されるなど、ゴジラを戦争のメタファーとして描いています。「シン・ゴジラ」ではあきらかに福島原発事故の被爆体験から、ゴジラを暴走する原発そのもの、まさに動く原発として描いています。「ゴジラ」(1954)以後のゴジラシリーズでは一貫して、ゴジラ=原爆もしくは原発として描き続けられています。なにも「シン・ゴジラ」ではじまったことではないのです。
そして、「ゴジラ」と「シン・ゴジラ」の決定的に異なる視点が、ゴジラを生物(1954年当時は動物と言った方が近いか)として、見ている視点です。
映画の中では、ゴジラを人類や人類の営みを蹂躙する、恐怖、脅威の存在として捉えるのを大勢としながらも、山根博士をはじめ一部の人々はゴジラを生物として捉えています。
この視点は一見すると、科学者としての視点として見逃されがちですが、ゴジラが生物であり、その “いきもの” を人の一方的なエゴによって葬り去ることへの疑問だけではなく、映画の終盤では、海の藻屑と消えていくゴジラへの哀れみの感情が包み込み、戦争が引き起こす悲しみ、それ以上に命を弄ぶことへの怒りがないまぜになって、観客にどうしようもない涙を誘います。
そしてもう一点。自身の革命的な発明(オキシジェンデストロイヤー)をゴジラとともにこの世から消し去るために命を捧げる芹沢博士を通じて描かれる、科学技術を狂信することへの警鐘があることにあります。
この生命への姿勢、科学技術への姿勢が、残念ながら「シン・ゴジラ」では描ききれていないと思うのです。
2016年8月2日
『シン・ゴジラ』は本当に傑作か!?
『シン・ゴジラ』、昨日2回目を見てきました。1回目は初日の深夜見てきました。一回だけだと、いろいろブレるだろうから、もう一度見て、よく噛み砕いてから、なにか書こうと思いました。
モロ庵野だとか、未確認生物だとか(オオタチ・ベビーか)、第一次防衛ラインだとか、血液が沸騰してるだとか、鉄オタが黙ってないとか、ダン・ダン・ダン・ダンダ・ダンダンだとか……。いろいろツッコミたいところはたっぷりあって、特筆すべき点や褒めたいところなど、いろいろ書きたいことがありました。
それでも、結論として、やっぱり僕には受け入れられません。
先に関係者試写で見た著名な業界関係者の方が、「すごい、すごいけど、賛否両論の論争になる」とおっしゃっていたのですが、なぜかいま周囲のみなさんの意見は、「すごい」、「傑作」、「ぜったい見た方がいい」、「見るべき●●の理由」、とか。みんな、褒めすぎ。いつも信頼にたる分析をしてくれるブロガーの方までも絶賛。
なぜストレートな批判がないのか。僕は1回見て、業界関係者の方が、賛否両論になる、とおっしゃったのが、よく理解できました。ところが初日、2日目、3日目になっても目立った批判が出てこない。なぜなんだろうと思って、考えてみました。
それで気づいたのが、書いている人のほとんどが、「ゴジラ」を知らないのだということ。いや、なにもゴジラという怪獣キャラクターを知らないと言っているのではなく、昭和29年『ゴジラ』から『ゴジラ FINAL WARS』までのゴジラをほとんど知らないのです。もう一つ言うなら、庵野秀明監督の作品も「エヴァンゲリオン」ぐらいしか知らない、樋口真嗣監督が特技監督を担当した「平成ガメラ」シリーズも知らないんじゃないかと。
残念ながら、僕も昭和29年には生まれていませんが、そのわずか10年ちょっと後、映画館の映写室の窓から、リバイバルの『ゴジラ』を見ました(父は映画館の看板描きだったので、よく映写室には忍び込んでました)。その時の恐怖たるや、マジでちびったのを覚えています。連れて行ってくれた母は、空襲を思い出すから見たくない、と言って終わるまでロビーで待っていました。
昭和40年頃の幼稚園に行ったかという頃の子どもの僕が見た、当時の『ゴジラ』の恐怖は、今回、『シン・ゴジラ』で見せられた恐怖なんか足元にも及ばない恐怖でした。まして、CGや特撮技術を知ってしまった(知りすぎてしまった)いまの僕には似非の恐怖にしか思えません。
それでもゴジラならびに怪獣映画を、ギャレス・エドワーズ版『GODZILLA』あたりから興味を持って、BDなんかで妙にきれいになったゴジラ映画の映像を見て、怪獣映画を知ったと思い違いをしているゴジラ初心者には、『シン・ゴジラ』体験が昭和29年の『ゴジラ』とイコールだと思ってしまうのは仕方のないことだと思います。
もちろん、単なる映画としてはそれで十分なのでしょう。フツーの映画なら、傑作だと思うし、よくやったアッパレと言いたいのですが、これはゴジラなんです。
今回の『シン・ゴジラ』のメインスタッフである、庵野秀明さんも樋口真嗣さんもほぼ同年代(庵野さんは60年、僕は62年、樋口さんは65年だったかな?)で、彼らももちろん子どものころにゴジラに取り憑かれた人たち。彼らは彼らの映画人生を、この映画に、『シン・ゴジラ』に、全部ぶっこんできたんだと思います。そこは素晴らしい、絶賛に値します。
しかし、僕としても、映画を見る側として同じだけの人生をゴジラにぶっこんできた側としては、こんなんじゃ、満足できない。庵野さん、樋口さん、昭和29年の『ゴジラ』を追体験させるだけで、満足したんですか? 原発をゴジラに置き換えれば、すべての人がリアルな恐怖を感じてくれると思ったんですか?
あなたたち、まだまだやれるでしょう。自分たちが過去創り出してきたコンテンツのエッセンスを形を変えて出すなんて、小手先のエンターテインメントに、僕は騙されませんよ。ましてや、日本の宝であるゴジラでそれをやってしまうなんて。もっと、世界が驚くオリジナルのゴジラを生み出してみてくださいよ。
次回作に期待します。おなじスタッフで、こんどこそ、これぞゴジラってのを見せてください。本当にがっかりさせないでくださいよ。
ひとつだけ、細かいことを。最後のシッポのアップ。あれだけはやめてほしかった。
http://shin-godzilla.jp
2016年3月31日
拝啓 ピーター・ラビットが好きなディーン・フジオカ様
ディーン・フジオカ様
本日、『ピーターラビット展』の記者発表会にうかがいました。世界的な絵本作家、ビアトリクス・ポターの展覧会の記者発表会には似つかわしくないほどの、スポーツ紙をはじめとしたマスコミの数に驚きました。あなたもその反響ぶりに驚いたのではありませんか? ええ、もちろん人気なのはピーター・ラビットではなく、あなたです。もちろん、あの会見場でだけの話ですけど。
取材にうかがい、かわいいピーターラビットの写真をアップした後は、本日の会見の様子をどんどん報告しようと思っていましたが、その後は、なにもツィートしませんでした。というのも、この、ピーターの耳を持ってガッツポーズした写真が原因です。このポーズ、動物好き、ましてうさぎが好きな人がみたら、悲鳴が上がりそうな写真です。おわかりですか?
あなたはサービスで、こういうポーズを取ったのだと思います。こういうことができるのは、芸能人の方でもそうそう多くはいません。スポーツ紙のカメラの方はいい絵が撮れたと喜んだに違いありません。僕もこのポーズでなければ、喜んだろうし、あなたに対して、サービス精神が旺盛で、気さくな人という、いい印象を持っただろうと思います。
さて、賢明な方はすでにお気づきだと思うのですが、うさぎの耳を持つのは狩猟でとったうさぎを持つポーズで、生きているうさぎには大変酷な持ち方です。多分、あなたはまったくの無知からこういう行動をとったものと思われ、致し方ないように思います。ですが、オフィシャルサポーターを名乗るのであれば、メインキャラクターであるうさぎの生態の基本ぐらいは勉強しておくべきではないかと思うわけです。いかがでしょう? お忙しいあなたには無理なお願いでしょうか?
それと、今日の会見を聞いて、あきれてしまったのですが、あなたはピーター・ラビットのファンでもなければ、本の一冊も持っていないのだとか。ウソでもいいから、慌てて買いました、ぐらいのことを言って欲しかったものです。せめて、知識がなくても、真摯な態度で仕事に取り組んでいる姿勢だけはみせていただきたかったです。
もちろん、責任はあなたにだけあるのではなく、話題性だけで、あなたに依頼した主催者に問題があるのだと思います。だって、最初に「なんで僕なんだろう」と正直におっしゃってましたよね。とても好感が持てます。
まずは、この写真が出まわっても炎上しないことを願うとともに、展覧会の開催までに、すくなくとも原作は読破(と言っても絵本なので、それほど時間はかかりませんよ)していることを期待しています。展覧会の会場で、お子さんにピーターの小さな冒険の話を読んで聞かせた、微笑ましいエピソードが聞けるのを楽しみにしています。
最後にとてもすてきなツーショットと、終始可愛さを振りまいて頑張っていたピーターの写真を紹介しておきます。
追伸
少し考えなおしてみたのですが、もしかして、あなたは、ピーターのお父さんを「にくのパイ」にした時のマクレガーさんを思い起こして、こんなポーズを取ったのでしょうか? だとすれば、僕はとんでもない思い違いで、大変失礼な事を書いてしまったことになります。先にお詫びしておきます。
『ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展』
東京会場
会期:2016年8月9日(火)〜10月11日(火)※会期中無休
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)
以降、国内各地を巡回。
http://www.peterrabbit2016-17.com
本日、『ピーターラビット展』の記者発表会にうかがいました。世界的な絵本作家、ビアトリクス・ポターの展覧会の記者発表会には似つかわしくないほどの、スポーツ紙をはじめとしたマスコミの数に驚きました。あなたもその反響ぶりに驚いたのではありませんか? ええ、もちろん人気なのはピーター・ラビットではなく、あなたです。もちろん、あの会見場でだけの話ですけど。
取材にうかがい、かわいいピーターラビットの写真をアップした後は、本日の会見の様子をどんどん報告しようと思っていましたが、その後は、なにもツィートしませんでした。というのも、この、ピーターの耳を持ってガッツポーズした写真が原因です。このポーズ、動物好き、ましてうさぎが好きな人がみたら、悲鳴が上がりそうな写真です。おわかりですか?
あなたはサービスで、こういうポーズを取ったのだと思います。こういうことができるのは、芸能人の方でもそうそう多くはいません。スポーツ紙のカメラの方はいい絵が撮れたと喜んだに違いありません。僕もこのポーズでなければ、喜んだろうし、あなたに対して、サービス精神が旺盛で、気さくな人という、いい印象を持っただろうと思います。
さて、賢明な方はすでにお気づきだと思うのですが、うさぎの耳を持つのは狩猟でとったうさぎを持つポーズで、生きているうさぎには大変酷な持ち方です。多分、あなたはまったくの無知からこういう行動をとったものと思われ、致し方ないように思います。ですが、オフィシャルサポーターを名乗るのであれば、メインキャラクターであるうさぎの生態の基本ぐらいは勉強しておくべきではないかと思うわけです。いかがでしょう? お忙しいあなたには無理なお願いでしょうか?
それと、今日の会見を聞いて、あきれてしまったのですが、あなたはピーター・ラビットのファンでもなければ、本の一冊も持っていないのだとか。ウソでもいいから、慌てて買いました、ぐらいのことを言って欲しかったものです。せめて、知識がなくても、真摯な態度で仕事に取り組んでいる姿勢だけはみせていただきたかったです。
もちろん、責任はあなたにだけあるのではなく、話題性だけで、あなたに依頼した主催者に問題があるのだと思います。だって、最初に「なんで僕なんだろう」と正直におっしゃってましたよね。とても好感が持てます。
まずは、この写真が出まわっても炎上しないことを願うとともに、展覧会の開催までに、すくなくとも原作は読破(と言っても絵本なので、それほど時間はかかりませんよ)していることを期待しています。展覧会の会場で、お子さんにピーターの小さな冒険の話を読んで聞かせた、微笑ましいエピソードが聞けるのを楽しみにしています。
最後にとてもすてきなツーショットと、終始可愛さを振りまいて頑張っていたピーターの写真を紹介しておきます。
追伸
少し考えなおしてみたのですが、もしかして、あなたは、ピーターのお父さんを「にくのパイ」にした時のマクレガーさんを思い起こして、こんなポーズを取ったのでしょうか? だとすれば、僕はとんでもない思い違いで、大変失礼な事を書いてしまったことになります。先にお詫びしておきます。
『ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展』
東京会場
会期:2016年8月9日(火)〜10月11日(火)※会期中無休
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)
以降、国内各地を巡回。
http://www.peterrabbit2016-17.com
2016年2月14日
一人ぼっちの火星にゴキゲンなディスコミュージックが響き渡る:映画『オデッセイ』
映画『オデッセイ』を観てきました。監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモン。火星探査の事故で火星に一人取り残された宇宙飛行士ワトニーのサバイバルと、彼を救おうとするNASAをはじめ地球の人々による救出劇を、最新の科学的根拠を元に描いたSF映画。
というだけで、裏で暗躍する政府高官とのやりとりが緊張感に満ち満ちたサスペンス調なのか、はたまた宇宙に一人取り残された状況を疑似体験できるドキュメント風味なのか、と思っていたのですが、ぜ〜ぜん、違いました。この深刻そうな予告編にダマされちゃいけません。
マット・デイモン演じる植物学者ワトニーが、時折くだらないギャグを飛ばしたりしつつ、とにかく明るい。前向きに不可能と思うよなうなことを知恵と努力でひとつひとつ克服していく姿にどんどん感情移入できちゃいます。ラストのワトニーを救出するシーンでは思わず、やった!と声をあげちゃいました。映画館で声を上げるほどのめり込んだのはひさびさでした。
そしてなんといっても、ルイス艦長が火星に残していった70年代ディスコ・ミュージックがたまりません。ドナ・サマーの「ホット・スタッフ」、ABBAの「恋のウォータールー」、テルマ・ヒューストンの「ジス・ウェイ」、でもってグロリア・ゲイナーの「恋のサヴァイヴァル」なんて、おもいっきり洒落が効いてます。荒涼としてたった一人ぼっちの火星に流れるディスコサウンド。もうシュールを通り越して爆笑です。ただ、ディスコじゃないけど、デヴィッド・ボウイの「スターマン」がかかった時はちょっと泣きそうになりました。
はやくも今年のベストワンです。「スターウォーズ」なんて足元にも及びません。おもしろいよっ!
映画『オデッセイ』オフィシャルサイト
2016年2月4日
2045年問題を映像化!? 映画「オートマタ」で僕らの未来を考える
2045年問題とか言われてますが、ロボット好きとか、科学オタクが話題にしている、この問題を先取り(?)した映画『オートマタ』が3月5日に公開されます。主演は僕的にはマッチョおじさんのイメージが強いアントニオ・バンデラスさん。このエロかっこいい彼が、あたまツルーリで熱演しています。
そんな本作の中身ですが、太陽風の増加で急激な砂漠化が進んで、2100万人まで人口が減少してしまった、2044年というとっても近い未来の地球が舞台です。この砂漠化を防ぐ防護壁の建設に駆りだされているのが、大量に製造されている2つの制御プロトコルを持つオートマタ=人型ロボット・ピルグリム7000型です。
まさにこのロボットがもう一方の主人公なんですが、その制御プロトコルというのが、(1)生命体に危害を加えてはいけない、(2)自他を修理・改造してはいけない、の2つ。しかし、自己改造した機体が現れ、オートマタを製造するROC社保険部の調査員ヴォーガン(バンデラス)は調査に乗り出すのですが…。
てな内容なんですが、とにかく、ロボットが反逆したり、人類を支配したり、なんていうおもいっきり人間的な煩悩に基づいたことではなく、もっと違うことが起こるわけで、これが、近いうちに本当に起きそうな話なので、とってもリアルつうか。結構、淡々としたストーリーなんですが、なんか相手がロボットなだけに展開が予測しにくくて、目が離せないのです。
ネタバレになるので、詳しく書くのは避けますが、まさに技術が著しく発展し、人工知能が人間と並びそれを超える、いわゆる “技術的特異点” と言われる場面が描かれているのは衝撃的です。この時、オートマタが語る内容が、まさに、僕らいまを生きる人類に投げかけられた大きな問いかけになっていて、僕らはあらためて自分たちの存在意義や存在する上での価値を考えなければならないことを思い知らされるのです。
そんな感じのちょっと変わった映画ですが、深田晃司監督の「さようなら」同様、僕たちのあたらしい友人である(〜であってほしい)ロボットの事、そしてそれを実現する技術が本当に必要なものなのか、必要であるとしたら、それとどううまく向き合っていくのか早急に考えておかないと、それこそ2045年なんて、あっという間にきてしまいます。
ちなみに、2045年なんて自分は生きてないよ、と思っていたのですが、いまから30年後。84歳ってことは、あながち生きてるかもしれんのです。さて、どんな未来にするかは、僕たち次第です。
『オートマタ』2016年3月5日公開
そんな本作の中身ですが、太陽風の増加で急激な砂漠化が進んで、2100万人まで人口が減少してしまった、2044年というとっても近い未来の地球が舞台です。この砂漠化を防ぐ防護壁の建設に駆りだされているのが、大量に製造されている2つの制御プロトコルを持つオートマタ=人型ロボット・ピルグリム7000型です。
まさにこのロボットがもう一方の主人公なんですが、その制御プロトコルというのが、(1)生命体に危害を加えてはいけない、(2)自他を修理・改造してはいけない、の2つ。しかし、自己改造した機体が現れ、オートマタを製造するROC社保険部の調査員ヴォーガン(バンデラス)は調査に乗り出すのですが…。
てな内容なんですが、とにかく、ロボットが反逆したり、人類を支配したり、なんていうおもいっきり人間的な煩悩に基づいたことではなく、もっと違うことが起こるわけで、これが、近いうちに本当に起きそうな話なので、とってもリアルつうか。結構、淡々としたストーリーなんですが、なんか相手がロボットなだけに展開が予測しにくくて、目が離せないのです。
ネタバレになるので、詳しく書くのは避けますが、まさに技術が著しく発展し、人工知能が人間と並びそれを超える、いわゆる “技術的特異点” と言われる場面が描かれているのは衝撃的です。この時、オートマタが語る内容が、まさに、僕らいまを生きる人類に投げかけられた大きな問いかけになっていて、僕らはあらためて自分たちの存在意義や存在する上での価値を考えなければならないことを思い知らされるのです。
そんな感じのちょっと変わった映画ですが、深田晃司監督の「さようなら」同様、僕たちのあたらしい友人である(〜であってほしい)ロボットの事、そしてそれを実現する技術が本当に必要なものなのか、必要であるとしたら、それとどううまく向き合っていくのか早急に考えておかないと、それこそ2045年なんて、あっという間にきてしまいます。
ちなみに、2045年なんて自分は生きてないよ、と思っていたのですが、いまから30年後。84歳ってことは、あながち生きてるかもしれんのです。さて、どんな未来にするかは、僕たち次第です。
『オートマタ』2016年3月5日公開
2015年12月20日
昨日から、映画『宇宙からのメッセージ』とテレビドラマ『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』がごく一部で話題になっていますが、なんと、深作欣二監督の方の上映イベントがあるようです。なんてコアな。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月20日
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