『第31回東京国際映画祭』オープニング＋レッドカーペット フォトレポート

2018年10月25日（水）から11月3日（土・祝）までの10日間開催されている『第31回東京国際映画祭』。毎年恒例のオープニング＋レッドカーペットを取材しました。

31回を数えるTIFFですが、過去にはけやき坂下からヒルズアリーナまでカーペットを敷いて、長い坂道を大勢の映画ファンが囲み、時にはサインに応えるなど、映画ファンと俳優、監督が直接交流できる場でした。

最近のカーペットイベントはすっかりヒルズアリーナ内で完結するようになり、その分、混雑やトラブルもなくなったのはいいのですが、やはりお祭り気分に欠けるのは少し残念。それでも、人気の俳優が登場すると一気に盛り上がると、TIFFがはじまったな！という気分になりますね。

すでにInstagramで公開したレッドカーペットの様子を、あらためて写真を中心に作品情報などを交えてお届けします。

最初のゲストは映画祭アンバサダーを務める松岡茉優さん。

いつもよりちょっとおめかしして、『TIFFプラス』のみなさんと登場したくまモン。しかし、なぜくまモンほか、ゆるキャラが出ているのかいまひとつ？

日本映画スプラッシュ特別上映より『21世紀の女の子』出演のみなさん。中央は松井玲奈さん、左は唐田えりかさん。

特別招待作品『ハード・コア』より山下敦弘監督とロボタ。監督がロボット歩きを真似てる😁。主演の山田孝之さんと山下監督のお二人が愛読していたコミック「ハード・コア　平成地獄ブラザーズ」を映画化。

入江悠監督の特別招待作品『ギャングース』より山本舞香さんと加藤諒さん。週刊モーニングに連載された肥谷圭介さんによる人気漫画の映画化。

日本映画スプラッシュ『あの日々の話』（玉田真也監督）より長井短さん。劇団・玉田企画による同名舞台原作を完全映画化。

日本映画スプラッシュ『漫画誕生』よりイッセー尾形さん、篠原ともえさん。近代漫画の父と言われた北沢樂天を描く。

特別招待作品『旅猫リポート』、日本映画スプラッシュ『銃』の二回登場した広瀬アリスさん。さすが人気者です。

特別招待作品『旅猫リポート』より主演の福士蒼汰さん。有川浩さん原作。元野良猫ナナと猫好き青年・悟とのある旅の物語。

Japan Now『カメラを止めるな！』よりゾンビになった上田慎一郎監督とキャストのみなさん。上田監督は中央で赤い帽子をかぶっている方。隣のお髭の男性は監督“役”を演じた俳優の濱津隆之さん。こんがらがりますね。

『アニメーション監督 湯浅政明の世界』よりちびまる子ちゃんと湯浅政明監督。実は湯浅監督と「ちびまる子ちゃん」は深い関係にあります。湯浅監督は1990年の放送開始から本編原画、オープニングやエンディングの作画を担当。映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』でもその特異な力量を発揮し、原作者のさくらももこさんを驚かしたとか。まる子の晴れ舞台、さくら先生、見てるかな。

特別招待作品『あまのがわ』より分身ロボット「オリヒメ」と開発者の吉藤オリィさん。新鋭・古新舜監督の神秘の島・屋久島を舞台に、不登校になった少女とロボットとの交流を描く。

コンペティション『愛がなんだ』より岸井ゆきのさん。コンペティション作品の主演女優として、なにかと露出している彼女。今後の活躍が楽しみです。

コンペティション『愛がなんだ』より深川麻衣さん。元乃木坂46の彼女ですが、着実に女優としてのキャリアを積んでますね。

特別招待作品『Merry Christmas!～ロンドンに奇跡を起こした男～』より、日本語吹き替え版でスクルージ役を務めた市村正親さん。今回から新たに設定されたGALAスクリーニングで上映される『人魚の眠る家』の篠原涼子さんが出ていたら夫婦でレッドカーペットだったのに。

Japan Now〈映画俳優 役所広司〉より、言わずと知れた役所広司さん。TIFFの常連ですね。

ハリーポッターシリーズでヴォルデモート卿を演じたレイフ・ファインズさん。コンペティション『ホワイトクロウ』の監督として来日。松岡茉優さんとレッドカーペットを。

コンペティション『半世界』の稲垣吾郎さん。驚くことに彼ほどのキャリアでレッドカーペットは初なのだそう。今回のレッドカーペットゲストの隠し球は稲垣さんですね。

『アジア三面鏡2018：Journey』の『碧朱』で主演を務めた長谷川博己さん。ミャンマーでの撮影を「すごくいい経験だった」と振り返りました。長谷川さんはコンペティション『半世界』にも登場しました。

特別招待作品／クロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』より、ゴジラと一緒に声優の宮野真守さん（右）と櫻井孝宏さん（左）。ゴジラ史上初のアニメ作品として、「GODZILLA 怪獣惑星」「GODZILLA 決戦機動都市 」と続いて、ついに最終章に突入。ラストはゴジラとギドラの死闘？



例年だと海外から大物俳優や監督が来日して大盛りあがりになるのですが、今年はそうした目玉になる俳優として、特別招待作品『アリー/ スター誕生』のレディー・ガガの来日に期待が集まりましたが、それもなく。個人的にはヴォルデモートことレイフ・ファインズが来日したのはよかったのですが…。

もっとも世界に名だたる大俳優の「ゴジラ」がトリを務めたのだから、まったく文句は言うまい、ですね。