それで気づいたのが、書いている人のほとんどが、「ゴジラ」を知らないのだということ。いや、なにもゴジラという怪獣キャラクターを知らないと言っているのではなく、昭和29年『ゴジラ』から『ゴジラ FINAL WARS』までのゴジラをほとんど知らないのです。もう一つ言うなら、庵野秀明監督の作品も「エヴァンゲリオン」ぐらいしか知らない、樋口真嗣監督が特技監督を担当した「平成ガメラ」シリーズも知らないんじゃないかと。
そんな体験ができるのが、お台場で開催中の『DMM.プラネット Art by teamLab』です。チームラボといえば、いまや押しも押されもしない、メディア・アート/デジタル・アートを得意とする制作集団。一昨年〜昨年、日本科学未来館で行われた企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」では100万人を超える動員を実現したのは記憶に新しいところです。
後ろ髪を引かれる思いで最後の作品に向かいます。また暗い通路を進み辿り着いた空間が、プラネタリウムのようなドーム型の空間に花々が時々刻々と咲き乱れて消えていく作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」です。この空間は、床面が鏡面となっており、咲いては枯れ、また咲き乱れる、花の宇宙に放り込まれたような、不思議な浮遊感覚にとらわれます。床に置かれたビーズソファで寝転ぶと、もう起き上がれません。花の宇宙に身を委ね、時の過ぎるのも忘れてしまいます。
「Floating in the Falling Universe of Flowers」 まさに花の宇宙です。